かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

皮膚科、開拓

2014年08月03日 16時06分37秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんの手足のいぼ。
「ゆうぜい」という種類のものです。
簡単に他人にうつったりはしませんが、本人の体に広がってはいきます。

入院中に「冷凍凝固」という方法で治療していたのですが、かえって増えてしまい・・・。
退院後、どこの皮膚科に連れていくべきか迷っていました。

入院前に通っていた皮膚科では、「この処置は痛みがあるので、こういう子はちょっと無理だと・・・」と診察拒否されかけ、
「いや、先生、前にやってました。暴れずにできました。」と頼み込んで治療してもらいました。

他にないのかな・・・障害児に理解のある皮膚科。

と、退院後に行った小児科でつぶやいてみたら。
顔なじみの看護師さんが、こっそり教えてくれた。
「隣町の○○皮膚科に行ってみたらどう?事情話せば配慮してくれると思うよ。」

こういう情報が一番ありがたいです。
早速、昨日行ってきました。

初めての病院に行くのは、本当に緊張するものです。
受付で、「うちの子どもは自閉症という障害があって大声を出したりもするので、ロビーで順番を待つことができない。」ことを説明すると、
受付の方が、「では順番が来たらお呼びしますので車でお待ち下さい。」とこともなげに言ってくれました。

や、やさしい
これだけで、気持ちがゆるむ。

診察室では、先生が、ニコニコと話を聞いてくれました。
「じゃ、ちょっとやってみようか。」と冷凍凝固にチャレンジしましたが、嫌がるそうちゃんを見て、
「難しいね。この方法はやめよう。」
「時間はかかるけど、飲み薬と塗り薬で治療してみましょう。」
おおー。冷凍凝固以外の方法でやってくれるんだ。

初めてのところでも、
細かく家庭の事情やそうちゃんの障害を伝えなくても、
「この子にはこの方法」と自然に対応を変えて下さる病院。
本当にありがたかったです。

そうちゃんに、かかりつけの皮膚科ができました。
これで、皮膚科、耳鼻科、小児科、内科、精神科、歯科のかかりつけができた。

あとは外科系、か。
これはお世話にならないに越したことはないんだけどなー。


ショートステイから帰宅

2014年08月01日 19時44分29秒 | みゆみゆとの生活
山奥の施設から、そうちゃんを引き取ってきました。
私は初めてお会いする職員さんが、
「そうちゃんのお母さんですね。顔がそっくり。」と出迎えてくれました
その方、小学校1年生の時に緊急で預けた時からその施設におられるとのこと。
「はじめのことを思うと、落ち着きましたね」と褒めて下さいました。
「ごはんを食べるのが上手になりましたね。去年のショートステイの時はまだ手づかみで、食後にぜーんぶ着替えてましたから。」
とも言ってくれて、嬉しくなりました。

ずっと一緒にいるとわからないけど、長いスパンで見れば、ちゃんと成長してるんだね、そうちゃん。

今日は、帰宅後モリモリ晩ご飯を食べ、音楽聴いてパズルして、ご機嫌。
みゆちちが帰ってくると、なぜか至近距離で「じびかにいきたい」を連呼しておりました。
なんでしょう
耳鼻科、毎回大暴れなのに。
「じびかで おはな じゅるじゅる するよぉ?」
鼻汁の吸引のことを言ってる・・・。

耳鼻科の後、ご褒美にジュースがもらえるから行きたいのかな?
それとも単に「みゆちちの顔を見ると思い浮かぶワード」なだけかな?

たどたどしい日本語を駆使してお父さんに話しかけるそうちゃんと
「どうしたらいいのー」とこちらに助けを求めてくるみゆちち。
そんな家族が微笑ましく、そうちゃんがいる幸せを感じました。