想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

人生は芸術から想う

2016年12月28日 | エッセイ

震災26年12月28日

 

「人生は芸術である」これはPL教壇の教えの本質です。この言葉にであったのは、知人がその信者であったからです。その縁があり、調べていましたら、こんな内容HPに出ていました。

 分の作った芸術作品が、心のこもらない、いい加減な作品だったとしたら、満足のいくものとはならないでしょう。
 それと同様に毎日の生活が、心のこもらないものであったとしたら、自分の日常生活は、満足のいくものとはならないでしょう。
 あなたの人生は自分の芸術作品です。たとえどんな些細なことであっても、自己を表現する人生の1コマ、芸術作品の1コマであると思って日常生活のひとつひとつの表現に誠を込める、心を込めていくと、あなたの表現には「自己表現の美しさ」が現れてくるのです。そのような毎日を送ることで、あなたは自分を表現する喜びに満ち溢れた生活を送ることができ、人生を芸術することになるのです。 PL教壇 PLの教えより抜粋

 私が芸術が感性表現の集大成であり、最高なものだと気がついたのはもっと、年齢を経てからでした。芸術はある面すべての現象の上にあると言ってもいいのでしょう。音楽、美術、工芸、書など芸術に迄高めるには、そこには並々ならぬ感性と直感と才能と情熱が注がれていたのでしょう。

 その作品にその人の人生を織り込み、鑑賞するものに大きな感動を与える力は理性を超えた感性等の賜でしょう。芸術とは実に奥深い言葉だと思います。それから、その言葉の持つ、意味の深さに感銘と驚きを覚えました。論理を超えたパッションの世界は無限です。

 幸せを感ずるのは心の問題です。芸術の最大の武器はそこに、心が存在すると言うことだと思います。感性や情操ともいっていいと思います。人類の遺産のすべては創造物です。一人ひとりの人間が心を込めて創りあげたものです。

 それは単に無機質だけではなく、そこに傾けた情念のようなものがあるのだと思います。だから、尊いのです。だから、物のやりとりは大切にしないといけないのです。

 そこに資本主義が入り、効率という考え方が入って来て、物の価値が分からなくなって来たのです。仮想の価値であるお金が入り、益々心が見えにくくなっているのです。

 職人の世界を見てみると、すべてに魂が入っていました。為すとは心の軌跡です。人生の軌跡もその人の心の歴史です。その歴史を芸術だと思い、それに一つひとつ心を込めていくことが大切なことだと思います。

 人生のキャンバスのどこにりんごを置くかで、その作品が変わって来ます。同じりんごですが、全体像というキャンパスの位置を変えただけで趣が違ってくるのです。それが、芸術の世界です。

 最初はPPでその後急にfに変わるなんて芸当も、芸術です。自分の人生のffどどこに持っていくか、考えるだけでも楽しいです。それが、人生を演出することなのです。

 残された人生でなく創り上げてゆく創造の世界は永遠です。だから、楽しいのです。今後の人生を楽しみたいものです。

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