この世の真理はまさに変化そのものであり、諸行無常の世界でもある。その刹那、刹那、時々刻々と変わっていく。昨日の栄華も今日の没落に繋がり、栄枯盛衰はこの世の常である。今、まさに人類は変化の真っ只中にいる。
この時代、歩く前に考えるのでは、トレンドについていけない。歩きながら考え、歩いた後に考えるのでないと、波は遥か遠くにいってしまう。何といってもこの変化の時代、先行経験がものをいう。ワクチン開発、リモート社会もまたしかり、withコロナはITの世界を必然的に加速化させた。
政府がマイナンバーカードを使った給付申請を呼びかけても、実務を担う自治体側の作業が追いつかなかった。私も、当初マイナンバーカードで10万円を申請しようとしたが、市の体制も脆弱で結局、職員も知識がなく、文書申請に切り替えた方が早かった。
経済官庁の幹部に原因を聞くと「中央省庁の作業のしやすさを基準にデジタル化を進めたからだ。」との答えが返って来てあきれてしまった。何の為のマイナンバーカードだったのか。8月現在では、国民の20%弱程の取得率だという。なぜ、もっと、早く100%にしなかったのか。今となっては悔やまれる。
電子政府の進み具合を示す国連のランキングでも2020年に首位のデンマーク、2位の韓国はこうした組織をすでに置いていた。スカイプで有名なエストニアも政府主導で電子化を進めたことで知られ、個人認証に必要なIDカードはほぼ100%の国民が保有する。20年は3位とここ数年で急浮上した。日本はといえば同14位で、先進国としてはお粗末、お隣韓国とは大きく引き離された。こうして、コロナ禍はIT化を必然的に加速化させた。今や時代は必然的に読み書きITの時代に突入した。
さて、誰が今回のコロナ禍を予想したのだろうか。実は、私は今年、1月5日は伊豆に妻と旅行していた。gotoキャンペンが今は華やかだが、当時は何も知らずに清水から船に乗り、土肥温泉に行っていたのだ。知らぬが仏とはこのことかなと想う。今、想うと、少しずつはやりだしていたのだろうと推察される。わかっていれば、行かなかったのだが、今、振り返ると、ぞっとする。かからなくてよかった。春節程でもないが、日本にもじわじわ中国人旅行者が国内に入り始めていた時期だろうと想う。そう考えると、一寸先は闇とはよく言ったものだ。誰が、新型コロナを予見したのだろうか。まさに、神のみぞ知るである。
これからも、ずっと、暫くは、withコロナに時代は続いてゆくだろう。今、世界はワクチン開発競争に明け暮れているが、どこが、世界をリードして行くかを、興味深く眺めている。
薬には必ず副作用が伴う。先日も、イギリスでは先行しているワクチンから容易ならぬ副作用が発見され、ついに一時中止に追い込まれている。時間との勝負をあせっているのだ。急がば回れのことわざもある。慎重に扱いたい。医療の発達も所詮未知のものには非力なのだと、つくづく知った。どう対処していいか、世界中から目が離せない。
最後に、いつも大事だと想うことに、両親からもらった大事なこの身体、生来備わっている自然治癒力に頼るのが一番かなと想う。そして、適度な運動と好きなこと、興味あることに向かって頭を使い、生き生きとした生活を送ることで、免疫力をアップさせるのが、手っ取り早いこの時代の健康法だと想っている。誰にも寿命は決まっている。寿命以上のことは望んではいない。
この時代、自己免疫力を高め、自然治癒力の強化を目指して進むしかない。人類は万物の霊長でもなく、まぎれもなく生物の一員であるからだ。自然を師と仰ぎ、ここから、謙虚に学んでコロナと共存していくしかない。共に青い地球の生物だから。
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