前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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ああ12月

2009年12月01日 | Weblog
   今年も12月を迎えました。さあ選挙だ、さあ選挙だ、と迎えた年でした。一年のしめくくりの月。しかも日本共産党にとっては、1月の党大会を迎える、また参議院議員選挙を迎えるわけですから、いっそう頑張らなくては、と思います。

   さて先日、古本屋で260円で買った新日本新書「ふるさとの祭」。1971年刊。そういえば新日本出版社はここ何年も新書をだしていませんね。出版界では、新書や文庫がブームのようですが・・・。

    その本の12月の項。・・多くの地方では12月6,7,8日に「誓文払い」つまり正札とか罪ほろぼしの廉売といった大売出しをします。戦後しばらくの間は、誓文払いの日程はほぼきまっていましたが、だんだんと日程は延長されて、いまでは大メーカーの進出で、歳末ぎりぎりまで、大蔵出しだの出血大売出しだのと、庶民のふところはしぼれるだけしぼられています。もう嘘はつきませんという商人道徳などは、大メーカーにとっては、馬の耳に風ほどでもありません。・・・

   まあ、365日、24時間、しぼられているのがいまの国民かもしれない。なにしろ消費税はかからぬところはない。大売出し、といっても消費税はとられている。鳩山内閣も、政治資金問題で「黒い鳩」となってきたが、財源問題も「事業仕分け」などで追いつかないとなってくると早晩、消費税増税がでてくることになる。国民の出血をおさえなくてはなりません。

        ★

   先の本のつづき・・・30日にはたいていの地方で正月餅をつきます。29日は「苦が餅」といって、この日の餅は苦いといってほとんどの地方ではつきません。昔陰陽師などの流布したごへいかつぎですが、一度沁みこんだ観念が、いかにぬき難いものであるかを痛感させられます・・・・・。

    たしかに私の故郷でも30日に餅をつく家が多いようだ。我が家でもたいていそうして、親戚などに配るのが慣例となっている。一人暮らしの方にもお分けする。31日について配るのも慌しいし、元旦の雑煮にも「ちかい」ということで、30日というのは合理的なものかな、とも思うのだが。
 以前、私が議員になる前、当時の知事がちょうど餅つきの最中にやってきて、「おろしもち」を食べた、と母から聞いたことがある。
つきたての餅の「おろしもち」は最高の贅沢ですからね。朝食ぬきで、のぞみますね。胃袋が餅をよびます。