前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

貧困な大学予算、「知の崩壊」を食い止めるには

2009年12月24日 | Weblog
昨日につづいて、科学の話題を・・・
井上さとし参議院議員のHPより・・・・


・・・・「日本の科学、技術の発展をどう考えているのか」「現状がわかっていない」――次々と声が上がりました。党議員団が主催した「科学・高等教育予算充実のための懇談会」でのこと。事業仕訳で現場を無視した結論が出されたことへの憤りの声です。

  梶田・東大宇宙線研究所所長、中山・宮崎大副学長をはじめ、全大教、私大教連など労組の代表、院生協議会など若手研究者の皆さんなど、急な案内にも関わらすご参加いただきました。

 税金の無駄遣いをなくすことは重要としつつ、共通して出されたのは、仕訳人があまりにも学問・研究の現状を理解していないこと。そして、予算縮減などの具体的根拠がまったくなく、現場を無視した一方通行での切り捨てであることへの批判の声でした。

 特に若手研究者の皆さんが厳しい生活の中でも日本の科学研究を支え、将来の学問研究に意欲を持って頑張っているのに、実態や事業の目的もよくわからずに予算を縮減していることに「若手研究者から希望も意欲も奪うもの」との声が相次ぎました。・・・・

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先日、大学関係者と懇談したが、その際に「文系などでは研究費が年間10万円という研究者もいる」との話を聞いた。おもわず、「月10万でしょう?」と聞き返したが、年間10万だった。福井県議会議員の政務調査費は月30万、福井市議会は月15万。第一線の研究者が年10万とはあまりにお粗末ではないか。
さらに大学関係の予算を削ることは日本の「知」の崩壊につながるのではないか。

余談だが、県議のときに「政務調査費を党派を超えて集団で活用して、大学などの研究者に調査研究を委託したらどうか」と提案したことがあった。他の議員からは受け入れられなかったが。

ずさんな使い方をして、返還が必要となったり、検証に耐える領収書がなく自主的に返還するぐらいなら、日本の知の崩壊を食い止めるために活用することも一考に値するのではないか。きっとその研究者は「福井」を身近に感じてくれる財産になると思うね。

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話題は変わる。ある福井県議会議員のHPをみたら、「2010年元旦 謹んで新春のご祝詞を申し上げます」とあった。
気の早いことだ。年を越せるかどうかわからない県民が増えているというのに。