前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

内容を住民に知らせない、合意なしの「北陸本線、JRからの経営分離に同意」は許されませんよ

2012年02月27日 | Weblog
        朝日・・福井県、在来線の存続方針案 新幹線延伸後

       北陸新幹線の敦賀延伸後の並行在来線(現在の北陸線)の扱いで福井県は2月17日、存続に向けた基本方針案を発表した。県や沿線7市町などによる対策協議会を設置し、開業までに経営形態や財政負担を決める。

 新幹線の開業後、並行在来線はJRから経営分離される。基本方針案では第三セクターによる経営を基本に、県と沿線市町などが協議してその形態を決めるとしている。県は3月上旬、西川一誠知事と沿線7市町の首長が出席する会議を開く。この方針案に基づき、着工認可に向けて意思統一を図りたいという。・・・・・・



 いま、福井市長や、鯖江市長など元県幹部出身市長や、新幹線推進運動の先頭にたっていた県議会出身の越前市長、敦賀市長などを先頭に雪崩のように、「北陸本線のJRからの経営分離賛成」との報道が相次いでいます。

しかし、ちょっと待て!

住民への説明と同意はどうなっているのか。



       毎日・・・北陸新幹線:並行在来線の経営計画 
                金沢関係1日110本を維持 /石川


       北陸新幹線の金沢開業後、JR西日本から経営分離される並行在来線・北陸線の経営計画について、県は24日、中間とりまとめ案を提示した。経営を県がつくる第三セクターに移管した後の運行本数は、現行並みの1日あたり110本を維持する方針。

 第三セクターに移管後の営業路線は金沢駅-倶利伽羅駅(営業キロ17・8キロ)間。中間案によると、公的支援を実施しても、現状のままでは10年間で約20億円の赤字が発生する見込み。経営を好転させるためには、運賃の27%引き上げが必要との試算もあり、運賃の大幅引き上げを避けるため、県は今後のJR西との交渉を通じて経費削減に努める必要があるとした。

 中間案は、同日に金沢市の県庁で開かれた県並行在来線対策協議会の幹事会で示され、了承された。今年度末の同協議会での承認を経て、経営計画案とする方針。・・・・・



      このように、わずか17キロ、しかも福井県により利用者が多い金沢でも大赤字!

3割ちかい運賃値上げ!



石川県境から敦賀市まで75キロの長大路線。山あり谷あり。

赤字幅は大きくなり、運賃値上げも金沢の3割を大幅に上回る危険も考えられます。

こんなことは県民、JR利用者は知りませんよ。

真相が知られないうちに、バタバタと3月上旬に決めてしまうなんてとんでもない。


毎日JRを利用しているみなさん、県民のみなさん、どう思われます?
こんなお役所や市長のやり方許されますか?


      関係する自治体は、坂井市、あわら市、福井市、鯖江市、越前市、敦賀市、南越前町です。


「説明してください!」の声を役所に、議員に届けましょう。せめて、説明会ぐらいは開かせましょう。