前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

新婦人県大会であいさつ。高齢化社会の除雪は?さよなら原発市民行進にご参加ください。

2012年02月06日 | Weblog
       昨日は、新日本婦人の会の県大会でごあいさつ、原稿チェック、地域訪問などでした。
新日本婦人の会は長年にわたって子供の医療費無料化運動や、学校給食の地産地消などにとりくみ、福井県や各自治体に粘り強くはたらきかけてきた運動体です。また、核兵器廃絶や、原発問題でも学習会や署名運動にとりくんでいます。命を生み出す母親のつよさ、を痛感します。

大会では、「3.11さよなら原発福井県集会inつるが」の事務局をつとめる林さんも、集会成功への協力を熱く訴えられました。

       地域訪問では高齢者世帯の除雪作業の悩みなどをお聞きしました。共産党の私の知り合いも、福井市東郷高齢世帯の屋根雪下ろしの手伝いにいく、と言っていました。殿下地区では、非常に高齢化がすすみ、自分で屋根雪下ろしをできない世帯に、集落として「若いメンバー」で除雪チームをつくって順番に下ろして回る、というお話もお聞きしました。

これからますますすすむ、福井県民が体験したことがない超高齢化社会。
福井県の研究所が勝山の豪雪地域で水をだしっぱなしにして屋根雪が積もるのをふせぐ実験をやる、と県庁からお聞きしました。
灯油をたくやり方では燃料代が10万をこすなど、大きな家計負担になるので、家計負担が少ない方法を考えています。
いろいろな研究をすすめ、より低いコストで、確実な方法をつくりだしていただきたいものです。



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      読売・・・原発のゆくえ  1号廃炉増設稼働後に
         所在市町村協議会長  河瀬一治・敦賀市長

 国のエネルギー政策や原子力政策の方向性が見えない中、原発の「寿命40年」などが盛り込まれた原子力規制関連法案の国会審議が始まろうとしている。国内最古の原発や高速増殖炉が立地する敦賀市の市長で、全国原子力発電所所在市町村協議会会長でもある河瀬一治氏に考えを聞いた。

 ――政府は原発の新増設に慎重だが、どう思うか。

 「原子力は基幹電源の一つとしてしばらくは必要だと思う。電力供給の20~30%は残さないと国家として立ちゆかないのでは。国としてすぐに原子力はやめられないと思う。『寿命40年』の科学的根拠はあいまいだが、福島第一原発事故で原子力に対する国民の見方は非常に厳しい。国民の理解を得る苦肉の策として法制化という目に見える形の動きが出てきたのだろう」

 ――敦賀1号機は即廃炉の可能性も出てきた。3、4号機増設も不透明だが、どう考えるか。

 「古い炉を減らしていくなら、より安全で出力の大きい炉に置き換えていった方が電力供給からもいい。法案には最長20年の延長が可能という例外規定がある。1号機は、3、4号機が完成してから廃炉にしていくべきだと思う。3、4号機が稼働したら速やかに1号機を廃炉にするという、時間差がない形にするのが地元の経済にとってベストだというのが私の思いだ」

 ――核燃料サイクルのあり方も議論が始まった。もんじゅの必要性はどうか。

 「国が原子力政策をどうするかにかかっているが見えないのが現状だ。放射性廃棄物を減らす大きな手段でもあり、核燃料サイクルにもんじゅは欠かせない。中国やロシアなども開発を進めている。もんじゅの運転を再開して得られるデータは大きい。資源の無い日本なので、やめてから将来再びやり直すのは大変だ。仮にもんじゅをやめるなら、代わりに敦賀市で、再生可能エネルギー開発などの分野の産業創出を国に求めていきたい」

 ――県が「県外に」と主張している使用済み核燃料中間貯蔵施設をどう考えるのか。

 「敦賀市で受け入れを表明したことはないが、(議会が2004年に誘致推進を決議した)美浜町やほかにも、県内で検討していく可能性がある自治体はあると思う。中間貯蔵施設の県内設置を認めないという条例もない。こういう施設は他県では、なかなか理解が得られないだろう。原発立地地域では理解はあると思うので、県内で設置していくことには賛成だ」

敦賀市の原発

運転開始41年と国内で最も古い日本原子力発電敦賀原発1号機は2016年に運転を終了する予定。今年3月に着工を予定している敦賀3、4号機は17年7月、18年7月にそれぞれ運転を開始する計画だが、ずれ込みは必至だ。日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」は廃炉を含めて見直しが議論されている。・・・・・・・・・

  

       変わらぬ原発利益共同体の「雄」のインタビューですね。

かつて、栗田知事の時に、はじめて「敦賀1号廃炉」との答弁を引き出したのは私の予算特別委員会での質問だったことを思い出します。しかし、「増設」とセットの廃炉、との見解でした。

       「3,4号機ができるまで1号機の運転を」とは、福島原発事故でまっさきにメルトダウンした欠陥原発を延命させようとするもので許されません。

  そのような県民の安全を犠牲にする老朽化原発延命はやめさせましょう。

さよなら原発市民行進にぜひご参加ください。

 2月11日 午後1時半  福井市光陽3丁目 光陽生協クリニッあなたもク前集合。中央公園までを歩きます。主催 原発問題住民運動連絡会。

ぜひあなたも一歩でも、二歩でもごいっしょに!