昨日はアオッサで開催された、JDDネット福井の「発達障害児を持つ保護者の障害受容をどう勧めるか」というシンポに参加しました。この問題では県議会で議連もつくられて、今後いろいろな取り組みもすすめられる計画です。
福井県こども療育センターの津田明美氏は「病気と発達障害では、目標とするところが違う、ということがなかなか保護者に理解されない」と指摘しました。
福井市役所保育課の森尾恵里氏は「保護者の理解が得られると小学校への移行支援もスムーズにすすめることができる。保育カウンセラーの成果は大きく、どんどん取り組みたい」と語りました。
このほか、NPO法人の取り組みや、福井県特別支援教育センターの教員研修や就学につなぐケース紹介などがありました。
「深刻な」問題だけに会場には関係者や保護者、議員ら100名以上がつめかけました。議連の県議も何名も参加していました。
私自身も相談をうけたことがありますが、「議員の生活相談」として解決できる問題でもありません。
ひとつひとつのケースを行政や教育機関などにつないで、「ベターな」方向を応援するということでしょうか。
ところで、シンポでは福井市保育課の方もすばらしい取り組みを報告されていましたが、民間移譲をどんどんすすめ公的保育解体が国の新システムと一体となっておこなわれるようでは心配です。
夜は地域後援会のみなさんやかねもと候補とともに訪問活動。行く先々で、「共産党の主張を国民にわかりやすく伝えてほしい」「小沢新党は共産党の言ってきたことをパクッているね」「新幹線や足羽川ダムは不要でしょう。消費税増税こそやめてほしい」「小選挙区制は中小政党つぶしですね」など様々なご意見、激励をいただきました。ありがとうございました。
★
■朝日・天声人語 21日付
看板に偽りあり、の仕打ちにやられた人は古今東西に数え切れまい。米国のある作家がこんな皮肉を言ったそうだ。「奇跡の薬とは、効能書きの通りに効く薬のこと」。うなずく向きもいるのではないか▼日本の政治も似たり寄ったりだ。民主党が麗々しく掲げた政権交代の「効能書き」は、軒並み崩れて見る影もない。公約通りに行われれば奇跡、という政治では、怪しげな薬と変わらない。そんな呆(あき)れた総崩れに加え、またぞろ新たな「看板に偽り」の芽が萌(も)えだしている▼消費増税は「財政再建」と「社会保障の充実」のため、と聞かされてきた。その二枚看板に「公共事業」が割り込みつつある。増税で3党合意をした自民党など、「10年で200兆円」だと喧伝(けんでん)し、大借金どこ吹く風で景気がいい▼公明党は少々控えめだが、それでも「10年で100兆円」を使えと言う。民主党の「コンクリートから人へ」はどこかに消えた。防災、減災の美名に隠れるような3党そろっての先祖返りに、増税の目的はゆらりと揺れている▼「庶民増税を打ち出の小槌(こづち)にした新たな無駄づかい」という共産党、市田忠義氏の指摘はもっともだ。少子高齢化と天文学的財政赤字に向き合い、持続可能な国をつくるという大看板を、ゆるがせにしては困る▼どこの諺(ことわざ)だったか「財布が重いと心は軽い」と言う。消費税を10%にすると歳入は13.5兆円増えるそうだ。国の財布が重くなって、心も軽く大盤振る舞い。そんな政治では、納税者は泣く。・・・・・・・
まさに福井でも新幹線、足羽川ダムなどなど自民党時代に計画された大型公共事業が相次いで息をふきかえしてきそうだ。
「わがなき後に 洪水よ来たれ」か。
国も福井県も財政が大変、大変、と言いながら行政改革、年金下げ、医療や介護の負担増をすすめ、今度は消費税の倍増税だ。
天声人語氏も、「庶民増税を打ち出の小槌(こづち)にした新たな無駄づかい」という共産党、市田忠義氏の指摘はもっともだ、と書く。財政困窮と国民負担増の大洪水は、足羽川ダムでは防げない。むしろ洪水のかさ上がるというものだ。
福井県こども療育センターの津田明美氏は「病気と発達障害では、目標とするところが違う、ということがなかなか保護者に理解されない」と指摘しました。
福井市役所保育課の森尾恵里氏は「保護者の理解が得られると小学校への移行支援もスムーズにすすめることができる。保育カウンセラーの成果は大きく、どんどん取り組みたい」と語りました。
このほか、NPO法人の取り組みや、福井県特別支援教育センターの教員研修や就学につなぐケース紹介などがありました。
「深刻な」問題だけに会場には関係者や保護者、議員ら100名以上がつめかけました。議連の県議も何名も参加していました。
私自身も相談をうけたことがありますが、「議員の生活相談」として解決できる問題でもありません。
ひとつひとつのケースを行政や教育機関などにつないで、「ベターな」方向を応援するということでしょうか。
ところで、シンポでは福井市保育課の方もすばらしい取り組みを報告されていましたが、民間移譲をどんどんすすめ公的保育解体が国の新システムと一体となっておこなわれるようでは心配です。
夜は地域後援会のみなさんやかねもと候補とともに訪問活動。行く先々で、「共産党の主張を国民にわかりやすく伝えてほしい」「小沢新党は共産党の言ってきたことをパクッているね」「新幹線や足羽川ダムは不要でしょう。消費税増税こそやめてほしい」「小選挙区制は中小政党つぶしですね」など様々なご意見、激励をいただきました。ありがとうございました。
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■朝日・天声人語 21日付
看板に偽りあり、の仕打ちにやられた人は古今東西に数え切れまい。米国のある作家がこんな皮肉を言ったそうだ。「奇跡の薬とは、効能書きの通りに効く薬のこと」。うなずく向きもいるのではないか▼日本の政治も似たり寄ったりだ。民主党が麗々しく掲げた政権交代の「効能書き」は、軒並み崩れて見る影もない。公約通りに行われれば奇跡、という政治では、怪しげな薬と変わらない。そんな呆(あき)れた総崩れに加え、またぞろ新たな「看板に偽り」の芽が萌(も)えだしている▼消費増税は「財政再建」と「社会保障の充実」のため、と聞かされてきた。その二枚看板に「公共事業」が割り込みつつある。増税で3党合意をした自民党など、「10年で200兆円」だと喧伝(けんでん)し、大借金どこ吹く風で景気がいい▼公明党は少々控えめだが、それでも「10年で100兆円」を使えと言う。民主党の「コンクリートから人へ」はどこかに消えた。防災、減災の美名に隠れるような3党そろっての先祖返りに、増税の目的はゆらりと揺れている▼「庶民増税を打ち出の小槌(こづち)にした新たな無駄づかい」という共産党、市田忠義氏の指摘はもっともだ。少子高齢化と天文学的財政赤字に向き合い、持続可能な国をつくるという大看板を、ゆるがせにしては困る▼どこの諺(ことわざ)だったか「財布が重いと心は軽い」と言う。消費税を10%にすると歳入は13.5兆円増えるそうだ。国の財布が重くなって、心も軽く大盤振る舞い。そんな政治では、納税者は泣く。・・・・・・・
まさに福井でも新幹線、足羽川ダムなどなど自民党時代に計画された大型公共事業が相次いで息をふきかえしてきそうだ。
「わがなき後に 洪水よ来たれ」か。
国も福井県も財政が大変、大変、と言いながら行政改革、年金下げ、医療や介護の負担増をすすめ、今度は消費税の倍増税だ。
天声人語氏も、「庶民増税を打ち出の小槌(こづち)にした新たな無駄づかい」という共産党、市田忠義氏の指摘はもっともだ、と書く。財政困窮と国民負担増の大洪水は、足羽川ダムでは防げない。むしろ洪水のかさ上がるというものだ。