monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

霙(みぞれ)

2011年11月06日 | 日本古典文学-和歌-冬

かきくらししぐると見れば風さえてみぞれになりぬ浮雲の空(風雅和歌集)

降る雨のおとばかりして夕暮れにつもらぬ雪はみぞれなるらし(文保百首)

雪ならばかからましやはうちはらふ袖もしをるるみぞれ降るなり(六百番歌合)

天(あめ)の下ふるとはすれどはかなきは庭にたまらぬみぞれなりけり(永久百首)