monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

彼岸

2012年02月15日 | 日本古典文学-和歌-春

けふ出(い)づ る春のなかばの朝日こそまさしき西の方(かた)はさすらめ(夫木抄)

とにかくに目離(めか)れぬものを ひるよるの同じ時なる花と月とを(夫木抄)

さまざまに春のなかばぞあはれなる西の山の端(は)かすむ夕日に(夫木抄)

かねてよりかすめる空の色を見る春のなかばの入りがたの月(明日香井集)

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涅槃・涅槃会(ねはんゑ)

2012年02月15日 | 日本古典文学-和歌-春

けふはこれなかばの春の夕霞消えし煙の名残とや見む(玉葉和歌集)

望月(もちづ き)の雲がくれけむいにしへのあはれを今日の空に知るかな(千載和歌集)

いにしへの春のなかばを思ひいでて心にくもる夜半の月影(玉葉和歌集)

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