そのかみのひかけのやまのもろはくさけふはみあれのしるしにそとる
(亀山殿七百首~日文研HPより)
ひともみなかつらかさしてちはやふるかみのみあれにあふひなりけり
(貫之集~日文研HPより)
千早振る神のみあれの時しあれば八十(やそ)うぢ人も葵かざしつ
(明題和歌集)
はふりこももろかつらしてかみやまのみあれのすすをひきならすかな
(為忠家後度百首~日文研HPより)
後法性寺入道前関白家百首歌に 正三位経家
今日こそは君をみあれの葵草思ひかけつとしらせ初ぬれ
(新続古今和歌集~国文学研究資料館HPより)
いかてと思ひける人に、卯月のみあれの日はつかにあひて 藤原清正
ちはやふる神にいのりしあふ事は草葉につけてけふそみゆめる
返し よみ人しらす
みな人のなへてかさせはあふひ草いつれをそれのしるしともみん
(続後拾遺和歌集~国文学研究資料館HPより)
題しらす 従三位氏久
みあれ木にゆふしてかけし神山のすそのゝ葵いつか忘れん
(風雅和歌集~国文学研究資料館HPより)
為家朝臣ものいひける女にかれかれに成て後、みあれの日くれにはといひてあふひをゝこせて侍けれは、むすめにかはりてよみ侍ける 小馬命婦
その色の草ともみえすかれにしをいかにいひてかけふはかくへき
(後拾遺和歌集~国文学研究資料館HPより)