マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

小学校で授業をしました。

2008年03月02日 12時48分06秒 | 庵主の日記
昨年に続き、今年も近くの香西小学校で食のお話をしてきました。





10年以上になりますが、主人がこの小学校の学校医ということもあって、授業の一環でデンタルタイムというのをほぼ毎週水曜日に実施してきました。
もうすぐ新学年を迎える子供たち、今回は小学校3年生と5年生、を対象に50分ぐらいづつ時間を頂きお話することができました。









50分づつの授業ですからたくさんの事はお話できませんが、とにかくご飯をたくさん食べることをお話いたしました。
歯の数とカタチで何をどのくらい食べればいいかをみんなで考えて、いつものお弁当箱の中身とこれからのお弁当の中身を決めていきました。また、コンビニ弁当のご飯とおかずの割合を量り、お口の歯が示してくれている割合になっているかどうかを調べました。

ご飯を増やすと、体温が少し上がって朝が起きやすくなったり、元気になったりする話や、集中力がついて学力がアップする話もいたしました。

みんな、ご飯の大切さを解ってくれたかな?

それから、2Lのペットボトルの清涼飲料水に入っている砂糖の話もしました。
約200gの砂糖が入っていることを伝えるとみんなびっくりしていました。実際に空のボトルに砂糖を入れてみてもらいました。
5gのスティックシュガーにすると40本です。すごい量ですね。

こんな地道な活動ですが、微力は無力ではないとてんつくマンが教えてくれたので頑張れそうです。これからもこんな機会を頂いて、子供たちに本当の事を伝えて行きたいと思います。



カタログハウスでお味噌づくり

2008年03月02日 12時22分42秒 | 庵主の日記
ご報告が遅れましたが、2月16日(土)に通販生活でおなじみのカタログハウスさんでお味噌作りを致しました。

カタログハウスの学校ということで、大阪なんばパークスの中にある「カタログハウスのお店」のとっても素敵なキッチンスタジアムでいたしました。





ビル内ということもあって、全てIHですが、都会的なデザインのキッチンスタジオです。

なんばパークスが出来たころ、バーミックスの講習会を受けに行ったことがありますが、その時にはまさか、ここで私が講師を務めさせていただくとは思っても見ませんでした。とても光栄なことでした。ありがとうございます。

たくさんの皆さんとのお味噌作り、本当に楽しかったです。



いつも無何有庵で味噌作りをするときは、特別に大きな鍋を3つ、4つ使い、5キロぐらいづつ焚いていきます。前の日に洗って水に浸水して、翌朝9時ぐらいから4時間ぐらいかけて焚くのですが、カタログハウスさんのキッチンでは大きな鍋が使えず、ティファールの圧力鍋とクリステルの鍋を集結して前日3時くらいから焚き始めました。スタッフの小野さん、今井さんは夜の10時くらいまで残業して、朝は小野さんも加わって8時くらいから開催寸前まで、豆焚きに追われました。
本当にありがとうございました。



当日10:30くらいに豆の目処がつき、11:00には準備が整い、その時には、今回担当してくださった小野さんが、「始まる前に感動しました~」ってほっとされた表情に、ココロから感謝いたしました。

おかげさまで、本当に黒豆が甘くて柔らかくて美味しい仕上がりになりました。

皆さんのアンケートから、味噌作りがとっても簡単だったって殆どの方が書いてくださっていました。
カタログハウスのスタッフさんの影の努力の賜物です。

さあ、あと半月ぐらいしたら、お味噌のお手入れしてみてくださいね。
どなたのも美味しいお味噌が出来上がりますように。

ちなみに、今回はお味噌をつぶすのにバーミックスとカタログハウスさんの取り扱いのブレンダーを使いました。
どちらもうまくできますよ。やってみてください。

マクロビオティックに変わる言葉?

2008年03月02日 10時35分10秒 | 庵主の日記
私の師匠も、いろいろ教えて頂いているY先生も、
「マクロビオティックに変わる名前考えてよ~」って講義の中でよくいわれています。

私の師匠がマクロビオティックは櫻沢先生の道であって、同じ道を歩むことは出来ないとも言ってました。

マクロビオティックは、良きにつけ悪しきにつけ、迷います。

あまりにもたくさんの方が、マクロビオティックを身につけようとされ、また、伝承しようとするために、桜澤先生の存在すら薄くなりかけている今、本当のマクロビオティックが見えにくくなってきたことも、迷いにつながり、「変わる名前~」ということになってくるのでしょうか。

マクロビオティックを大・大・大それて、大生意気に、大胆に、恐れ多いとわかりながら、言い換えると・・・自由(になるための方法)です。
だから、マクロビオティックに囚われるとややこしくなるんです。
自由に束縛されている状態です(笑)。
自由は、解放でもあるんですものね。
これでは不自由です。

マクロビオティックに変わる名前はともかく、
まずは「生きる」ということでしょうか・・・。

なぜ、この地球に、生命というものが存在し、その生命には限りがあるのか?
何のために生命は誕生してくるのか?
それすら、わからないことなのですから、
生まれた以上はとりあえず、生命の限りを生きることです。
生命の限りを、生き抜くことです。
つまり、勝手に命を短くしてはいけないのです。
天変地異以外の要因で、命を宇宙の意思以外でゆがめてはいけないのです。

どうせ生きるのであれば、生きがいのある命でありたい。

そのためのマクロビオティックだと思います。


でも、他にも方法があるかもしれません。

その選択が生き方です。

もし、マクロビオティックを生き方に選んだなら、まずはとことんやってみることです。中途半端にすると迷います。

とことんやって、はじめてマクロビオティックから脱出です。

「何か他にぴったりくる名前ないかな~」となるわけです。
自分の生き方を現してくれる名前が欲しくなるのです。

師匠が仰ったように、マクロビオティックは桜澤先生の生き方の指南なのです。
目指すことはできても、桜澤先生にはなれません。

みんな同じ生き方なんてできませんものね。

だから、たくさんのマクロビオティックの指導者の方が、マクロビオティックを極め追求していくと必ずその方らしさが出てきます。
指導者の方を右から左へと見たときに、云っていることやっていることが違うのはこのためではないでしょうか?
決して、間違っているとか、ありえないということではなく、その方の生き方のベースに桜澤先生のマクロビオティックが影響し連綿と流れているということです。
批判するものではないということです。

マクロビオティックを目指すとき、まずは桜澤イズムをしっかりと学ぶことで、揺ぎ無いあなたの生き方に生まれ変わるのではないでしょうか。

師匠は師匠の、Y先生はY先生の生き方、マクロビオティック観があるのです。

とっても独断的ですが、陰陽がどうしたとか、塩加減がどうしたといった小さなことに囚われず(私も囚われていた時期がありました)、もっとマクロビオティックを達観したとき、自分らしいマクロビオティック(略して自マクロ←なんで略すのか?それにもっといい言い方あるでしょうに!って思った人はとても正しいご意見です。笑)が、生まれます。

それぞれの方のそれぞれのマクロビオティック観にいろいろ触れたとき、迷いも生じますが、反対に得るものもたくさんあります。
それは、あなた次第ということになります。

迷いもし、塩加減やなんやと囚われもし、勝手に批判もしたことがある私の今のマクロビオティック観です。
えぇ、えぇ、自マクロならぬ、たまたまマクロ( たま ですから)程度のレベルです。たまにはマクロよりは、マクロじみた毎日を送ってますが(笑)。

いつか、マクロビオティックに変わる、自分らしい生き方に名前をつけられるといいですね。もちろん私もあなたも違う名前です。