10月13日のブログの続きです。素敵な琺瑯看板の掲示、オロナミンCの左側の紹介です。
中央の一番上に「東芝のマツダランプ」とあります。左下にもマツダランプがあります。マツダランプは、東芝がアメリカのゼネラル・エレクトリック社からライセンス販売していたものだそうです。昭和37年(1968年)に「MAZDA」ブランドを廃止し、「Toshiba」になったそうです。
私の母親が所有している足踏み古いミシンは、「MAZDA」の名前があります。そして、穴のところどころに「Oil」と書かれています。ゼネラル・エレクトリック社のミシンだったのでしょうか?
「づつうにノーエチ」との看板があります。大阪市松原市の㈱廣晶堂、現在のノーエチ薬品㈱の頭痛薬です。
その隣に「日本乾電池」とあります。高砂工業さんの乾電池のようです。東洋乾電池と合併し、東洋高砂乾電池㈱となり、現在は㈱トーカンだそうです。乾電池から撤退して、エスカレーターの手摺やローラー等を製造しているようです。
「フエキ糊」は、大阪府八尾市の明治18年創業の不易糊工業㈱の製品です。
写真右端に「シーエス號自轉車代理店」とあります。「シーエス號自轉車」は、大正12年創業のセキネサイクル㈱の自転車です。セキネサイクルだから「C・S」だったのでしょうか。私もセキネさんなら知っています。しかし、現在は無くなったそうです。
「カクイわた」は、鹿児島市のカクイ㈱の綿でしょう。金鶴わたは、岡山県内の会社のつくる綿のようですが、全くわかりません。
「白玉ソース」は明治31年(1898年)、野村洋食料品製造所が発売したソースです。現在は、無いようです。
前回、「膽腸」でご紹介したワット本舗さんの「毒虫さヽれ かゆみ止め ワット」の看板があります。
「ハト印ゴム靴 合羽」は兵庫県明石市のシバタ工業㈱の製品です。
丸い看板は、「㈲今村芳翠園本舗」の宇治茶の看板です。京都府京田辺市の会社です。嘉永2年創業で、150年以上続く会社だそうです。社長は6代目だそうです。
こうした琺瑯看板は、ノスタルジックです。そして、調べると様々な歴史を知ることができます。