6月14日(水)、私は埼玉県入間市から東京都青梅市、東京都羽村市まで行き、また東京都青梅市に戻るという郵便局訪問をしました。東京都羽村市で、羽村取水堰にさしかかりました。私は土木技術者ですので、興味がありあす。立ち寄ることにしました。

羽村取水堰は、第一水門、第二水門、第三水門が有ります。下の写真の東京都水道局の解説板で知ることができました。

第一水門の横の取水門に水を入れるため、水を堰き止め水位を上げる部分です。


そしてその取水門がトップと下の写真です。第二水門の所から撮影しています。


取水された水が流れていきます。この部分はもう玉川上水でしょうか。


水は羽村上水ポンプ場で加圧され、小作上水場。第三水門で村山山口貯水場。玉川上水を経て東村山浄水場に導かれているそうです。
石積がすごいです。


この羽村取水堰、玉川上水と同時に建設され、1653年(承応2年)に完成しています。1900年(明治33年)、1924年(大正13年)に増改築され、現在の姿になっているそうです。
その玉川上水を造ったのが玉川兄弟です。兄の庄右衛門と弟の清右衛門の2人です。幕府から工事を請け負ったようです。その功績により、玉川姓を名乗ることが許されたそうです。

わずか8ヶ月で、羽村取水口から四谷大木戸までの43kmを造り上げたそうです。高低差はわずか93mなのだそうです。

このような歴史を持ち、現在も使われている羽村取水堰は、土木学会推奨の土木遺産になっています。

少し先に玉川水神社が有りました。


1654年(承応3年)に玉川上水の完成で水天宮が設置されました。1893年(明治20年)に現在の玉川水神社と改められたそうです。