トップの写真のオオキンケイギクは外来生物法の特定外来生物に指定されています。日本固有の種に影響が大きいので、他の土地に移植したり、種を広めたりすることは禁じられています。環境省のデータでは、平成21年まで、北海道では確認されていないことになっています。しかし、以前から生育しているとの情報はありました。今回、私は手稲区の軽川で繁茂しているのを見つけてしまいました。
下の写真は今年、6月の鳥取市内のオオキンケイギクです。
下の写真は昨年、6月の上越市のオオキンケイギクです。
オオキンケイギクは北米原産です。1980年代に緑化用、観賞用として移入されたそうです。とんでもないものを移入してしまいました。
下の写真は外来生物法で要注意外来生物とされているブタナ(タンポポモドキ)です。
本当にタンポポに似ています。ブタナはヨーロッパ原産です。1933年に札幌市で確認されたのが最初だそうです。なので、札幌市内では繁茂しています。
草刈をすると、このブタナは急に繁茂しはじめます。なぜか、調べたところ、地面に広がり、立ち上がらないロゼット葉だからのようです。
葉が地面にあるため、背の高い植物があるとブタナは育つことができないそうです。しかし、草刈により、他の植物は茎と葉が刈られ枯れますが、ブタナは地面にしか葉がないため、生き延びることができます。そして、背の高い植物がいなくなることで、ブタナが繁茂するのだそうです。
下の写真のように、札幌市内の追分通の中央分離帯にもブタナは繁茂しています。
下の写真はフランスギクです。原産はヨーロッパのこちらも外来種です。
札幌市内の河川では、普通に見られます。
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