夏の台風は、カーブせずフィリピンを通過し、中国方面に行くと決まっていた。ところがどうしたことか、まだ5月だというのに日本に向かってきた。
ネットで確認すると、いつの間にか台風は温帯低気圧になっていた。しかし依然として雨雲は大きい。地震で緩んだ地盤や河川の堤防が心配だ。大きな被害が出なければ良いが・・・。
しかし、津波により海水が入り込んだ農地にとっては恵みの雨である。塩分の除去には雨によるウォッシュアウトが最高の方法であると私は思う。
一方、原発はどうか。校庭や農地に溜まった放射能は海に流出し海洋汚染を招く。だが土壌汚染も残る。つまり、汚染区域が拡大したに過ぎない。
最近、校庭での放射線量の基準値年間20ミリシーベルト(毎時3.8マイクロシーベルト)が問題になっている。私も、この基準が子どもにふさわしいとは思っていなかったが、やっと元の年間1ミリシーベルトとなるらしい。
仮に年間200日通学し、1日5時間校庭などで放射線を受けると計算すると、毎時1マイクロシーベルトとなる。測定結果が毎時1マイクロシーベルトを超えれば何らかの対策が必要となる。