花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

バリの休日・ウブドへ(その1)

2009年02月11日 | バリ島紀行

この画像はヒンズー教の神話に登場する神鳥「ガルーダ」で、仏教でいう迦楼羅あるいは金翅鳥のことだそうです。
ワシの頭、人間の胴体と手足、背に翼をもった姿であらわされていて、バリでもあちこちで見られました。
インドネシアの国営航空会社の名前にも使われていますね。

私たちは2月1日の午前11時、成田発のガルーダ・インドネシア航空「バリ島・デンバサール」行きの直行便に乗り込みました。
飛行時間はおよそ7時間半・・・
現地時間の夕方5時半過ぎに、無事ランディングしました。日本との時差は1時間です。

飛行機から降りたとたん、むっとするような暑い湿気が襲ってきました。
着込んでいたセーターを脱ぎ、ポロシャツ一枚で「バリ島」に入国です。
ビザ取得代1人10$を払って預けていた荷物を受け取り、到着ロビーに出ると、各旅行会社の札を持ったガイドさん7~8人が迎えてくれました。

私たちはJTBの現地ガイド「スータマ」さんに案内されて、両替所で2万円分をルピアに替えて、空港から車で20分のところにあるヌサドゥア地区に向かいます。
(円もドルも使えるので、ルピアは飲み物代くらいで良いそうです)
ええっ~~、お客さんは我々2人だけ


ヌサドゥア地区に入る時にゲートがあり、金属探知機でのセキュリティーチェックがあります。
そして、宿泊ホテルの門にもゲートがあり、同じような検査が・・・
更に車から降りた入り口でも持ち物検査があります
画面の一番左端にある四角いゲートを必ず通らないといけません。
バリでは過去2回、爆弾テロがあり、当局が神経をとがらせてる様子がよく分りました。

チェックインはガイドさんがやってくれたので、とても気楽です
諸々の説明を受けて部屋に入りました。


こちらはインドネシア風焼き飯「ナシ・ゴレン」です
目玉焼きと海老せんべいが上に乗っていて、鳥の唐揚げと「サテ」という焼き鳥のような物が添えてありました。

「夕食にシーフード料理は如何ですか?良い所にご案内しますよ」と、ガイドのスータマさんが言ってくれましたが・・・
この日は朝の6時前に我が家を出て、車で成田まで行き、その後の長い長い道中があったので流石に疲れました。
ホテルから、旅行会社のサービス特典の食事券を一枚づつ渡されたので、それを利用してレストランで食べた夕食がこちらです。
サラダとビールを追加していただきました。
これにパンもついているのですから、お腹が破裂しそうになりました。

                                     
                  
一夜明けた翌日はビッシリと観光スケジュールが詰まっています。
8時半にスーさん(と呼ぶ事にしました)が迎えに来てくれました。
やはりドライバーさんとスーさんと私たち二人だけで、贅沢なハイヤー観光のようですね。


最初は「芸術の町・ウブド」に向かいます。
デンバサールの街に出ると、バイクの洪水に巻き込まれてしまいました。
ひゃ~~!怖い!

「バリには電車がないので移動はほとんどがバイクです。ボクもそうです。」とスーさんは言いますが・・・
右からも左からもバイクが割り込んできて、お互い交通道徳なんてなきに等しい走り方
「とてもパースのようにレンタカーを借りて、自分達で運転しようなんて思えないね」
我ら夫婦は後ろの席で慌ててシートベルトを締めました。

ウブドの街はヌサドゥアから車で一時間20分のところにありますが・・・
途中「雑貨のお店」と「銀細工のお店」に寄りながら行きました。

「ネカ美術館」

絵画収集家として知られるネカ氏が所蔵していた、インドネシア人画家やバリに住んでいた西欧人画家の絵画を展示した美術館です。
大きな「ガルーダ」が出迎えてくれました。


1908年にバリの王朝を滅ぼしたオランダは、1920年代にオランダ汽船会社がバリへの航路を就航させました。
それ以後バリ島は西欧人が多く訪れる観光地となるのですが、バリ独特の文化に魅せられて長く住み着く人々が出てきました。


もっとも知られているのがドイツ人画家のウォルター・シュピースで、彼はオランダ人画家のルドルフ・ボネと共にウブドで土地の皇族や絵描きと交流し、遠近法や西欧の絵の具を持ち込みました。
こうして興ったのが「ウブド・スタイル」と呼ばれている絵なのだそうです。


回廊から眺める「庭」も素晴らしい そしてここにも「ガルーダ」がいましたね。


中庭には「アヒル」がいて・・・
綺麗なお花も咲いていました。マウスオンでご覧下さい

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スーさんにお花の名前を聞いたら、二種類とも「バナナ」の仲間だそうです。


六つの展示館で構成された館内に飾られている絵は、どれも名作と呼ばれているものばかりだそうです。
そして建物と、その入り口やドァーの装飾も見事でした。


美術館の外には広いオープンロビーがあり、お茶することもできます。
そこからは緑豊かな渓谷が見渡せて・・・
南国の珍しい花々も見られました。


時々雨が落ちていたようですが、私たちの行動時に傘を広げる事はありませんでした。

ウブドの街はお洒落なお店やホテルが並んでいて、絵を売るお店もたくさんありました。
ここで一泊するのも良いかもしれません。
海辺の風景とは全然違う、山あいの「軽井沢」のような感じの町でした。




コメント (22)
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