花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

緑の鎌倉・「朝比奈切り通し」その1

2009年05月04日 | 鎌倉散策

ゴールデンウィークもそろそろ終盤ですね。
関東地方はずっと好天気に恵まれましたが、明日からどうやら崩れるらしい・・・

5月5日は「端午の節句」「子供の日」
初孫のハー君の誕生祝も兼ねてのご招待があったので、山のようなプレゼントを抱えて行ってきます。

この連休、弟一家が義妹の実家のある弘前に帰省中なので、私は施設にお世話になっている両親の、万が一の時の対応を考えて遠出は控えました。

こちらの画像は、先日私が一人で歩いた横浜から鎌倉に通じる「朝比奈の切り通し」・・・
緑豊かな深山幽谷の趣の感じられる「鎌倉古道」です。


京浜急行の「金沢八景」駅から鎌倉叉は大船行きのバスに乗って10分(私は逆の大船から乗りました。渋滞もあり30分かかりましたが)、朝比奈の停留所で降ります。
案内板に従って歩いて行くと、早速このような石仏が出迎えてくれました。
その昔、道中の安全を祈願して建てられたのでしょうか?


横浜市の南部にある我が家から車で鎌倉に行く道はイロイロありますが、一番近いのが六浦県道を走り、朝比奈から坂を上って鎌倉霊園の前を通り、浄妙寺や報国寺に通じる道を進み鶴岡八幡宮前に出る道です
渋滞がなければ30分もかからない距離ですが、この「朝比奈の切り通し」はまさにその道と平行している昔の道なのです。

高速道路の下を潜り抜けて山道に入ります。至る所に「落石注意」の看板が見られました


鎌倉の町は三方を山に、正面を海に囲まれた天然の要塞のような地形で、それだからこそ武家政権である鎌倉幕府がこの地に定められました。
しかし物や人が出入りするという点ではこのような地形はとても不便・・・
そこで鎌倉幕府が山を切り開いて作ったのが「切り通し」です。

中でもこの「朝比奈の切り通し」は、当時重要な港であった六浦と鎌倉を結ぶ一大物流ルート。
そのために比較的道幅が広く作られたそうです。
この道を、いにしえの人々が往来し人馬が行きかっていたかと思うと考え深いものがありました。


15分くらい歩くと道は二つに分かれていて、左に進むと「熊野神社」です。

今回アウトドァー派の友人達を誘ったのですが、皆さんお忙しいらしくて、結局私一人での鎌倉歩きとなりましたが・・・
鎌倉は我が家近くのテリトリー、他にも歩いている方々がいましたので「怖い!」と感じる事はありませんでした。


「熊野神社」は鎌倉時代から信仰を集めていた神社のようです。
7~8分歩くと、緑の中に古い鳥居が見えてきました。
マウスオン・クリックで、鳥居、本殿、奥の宮の三枚の画像をご覧下さい♪

<<

建物は建て替えられて新しいようですが、鳥居や石灯籠に古さを感じます。
木々の間にピンクの石楠花やツツジが咲いていて、足元の茂みの中には紫のタツナミソウが見られました


中高年のご夫婦がやって来たので「ここにタツナミソウが咲いていますよ」と教えてあげました。
なにやら私と同じ区内にお住まいの方らしい・・・

この時期の人出の多い喧騒の鎌倉とは思えない静けさです。
もっともここはまだ横浜市のようですが・・・

<>

杉の林の中を歩いていると、紫色の花びらがたくさん落ちています。
見上げてみると、高い所に「ヤマフジの花」が・・・
マウスオンでご覧下さい


分かれ道に戻って、今度は「かまくら道」と書かれた方に進みます。


コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする