花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

春の聖峰・高取山・念仏山ハイキング(その1)

2013年04月08日 | 山シリーズ

4月6日(土)の22時頃から、私の住む横浜も凄まじい雨となり、
TVでは河川の氾濫や土砂崩れなどの警戒警報が流れていました。

爆弾低気圧は各地に被害を及ぼしました。
近年の日本の気候の激しさには驚かされますね。

連続してやってきたこの暴風雨の中でも、我が家の庭の「二輪草」は健気に咲いています


水仙や花ズオウは終わりましたが、ツツジが色着き始め、藤の蕾も膨らんできました。
そしてこちらは小さくて地味な「アオキ」の花ですが、よく見ると可愛いですね。

          

桜に翻弄された2週間でした。

2月の「南房総の旅」の紹介も中途半端なまま
そして3月17日に行ったハイキングのUPもしていませんでした。

3年前のエジプト旅行も、2年前の九州旅行も途中で途絶えたままで気になっています
(完結する意志はあるのですか・・・)

まずは3月に山仲間3人で行った、丹沢の大山近くの里山ハイキングの模様から
UPしたいと思います。

3月17日(日)・「伊勢原駅から聖峰~高取山」へ
3月の山を決める時、KさんもYさんも超多忙な時期で疲れ気味とのこと・・・
私も今年は、花粉症がひどくて咳・クシャミ・涙目に悩まされていましたので
「簡単な山にしよう」となりました。

そしてYさんがガイドブックで見つけたという「聖峰から高取山」に決定です。
Yさんいわく「伊勢原の里山よ」とのことでした。


8時過ぎに、鎌倉に住むKさんと藤沢から小田急江ノ島線の急行に乗りましたが
出発してまもなく、電車は急ブレーキがかかり止まりました。

「ただいま線路内に人が立ち入りましたので停車します」
「勝手に電車から外には出ないででください」とのアナウスの後
電気が消えて、外には救急車やレスキュー隊の人々が駆けつけています

途中「お急ぎの方はお申し出ください」と車掌さんが回ってきて、
何人かが降りていきましたが、私は伊勢原で待つYさんに電話して
Kさんとおしゃべりをしながら電車内で待ちました。

私たちは結局1時間以上、電車内に閉じ込められていたことになります。

中ほどの車両の下にブルーシートが掛けられていましたから、
飛び込んだ方は助からなかったと想像はしていましたが
翌日のローカル版の新聞を見てヤハリと、、、
合掌です。


1時間以上も遅れて小田急「伊勢原駅」に到着し、
コーヒーを飲みながら待っていたYさんと合流・・・
もう午前中のバスはありません。

バスの終点の神戸(ごうど)から歩き出し、
相模国六社の一つ「三ノ宮日比田神社」を見ていく予定でしたがカットして、
タクシーで登山道のぎりぎりまで行ってもらいました。

車から降りると目の前に、満開の「河津桜」が咲いていました。

時計を見るとすでに11時を回っています。お腹も空きました。
「近場の里山にしていて良かったわね」と話しながら、
河津桜の横でおむすびを食べていると

猟友会の腕章をつけたおじ様がやってきて
「高取山の下りは危ないから気をつけな」と、アドバイスをしてくれました。
そして「大山のこちら側には熊はいないけど、イノシシはいるよ」と・・・


今回のコースはまず「聖峰」をめざし、そこから「高松山~念仏山」と歩き
最後は鶴巻温泉に出て、入浴して帰ってくる計画です。

早速、鹿よけの網をくぐります。春先に良く見られる「キブシ」の花が咲いていました。



今年初めてのタチツボスミレも見られます登山道には可愛いタンポポもあちこちに・・・



やがて登山道は男坂と女坂に分かれます。勿論私たちは九十九曲がりの男坂を登りました。




ここから山頂までの道はつづら折りになっていて、
時間にして約15分ほどの距離ですがけっこう登りがいがあります。


眼下に伊勢原市街が広がっていました。
蛇のようにくねっているのは「東名高速道路」でしょうか・・・

晴れてれば横浜ランドマークタワーや新宿副都心、江ノ島、伊豆大島、房総半島などが
見えるようですが、この日はあいにく春霞がかかっていました。


標高375メートルの頂上には「聖峰不動尊」が祭られています。
タクシーを降りてから40分足らずで登ってきました。

お参りしてから、次の「高取山」を目指します。


ベンチで食事中のファミリーから「大山まで行くの?」と、声を掛けられ
「高取山から鶴巻温泉に下ります」と返事をしてから出発しました。


「聖峰」から先は思った以上に急な登りでした。

登山道には黄色いサンシユが咲いていて真っ赤なヤブ椿に足を止めましたが・・・


息が切れそうな階段が続いていました。


このような階段を3時間くらい頑張れれば「アルプス登山」も大丈夫なんだけど
軟弱な私たちは30分でハァ~ハァ~ゼィ~ゼィ~


やっと尾根に出ました。


やがてパラボラアンテナが見えてきて、ひと登りすると高取山山頂(556m)でした。


コメント (26)
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