花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

花の百名山・「角田山」と「弥彦山」(その3)

2013年04月27日 | 山シリーズ
ゴールデンウィークに合わせた様に、我が家の「クレマチス」が咲き出しました。
今年は少々くすんだ色合いです。

4月には何度か爆弾低気圧の通過・・・
寒暖の差も激しいお天気が影響しているのでしょうか?


GW初日の今日は朝から富士山がスッキリと綺麗に見えていました

山登りに誘われていましたが、4月は行事が重なり、流石に疲れて今回はパスしました。

快晴の空を見上げて「行けばよかったかしら・・・」と少し後悔しましたが
でももう無理は禁物ですね。

4月10日・岩室温泉のホテルから「角田山」へ
ツァー2日目、恐れていた「喘息」も出ず、ぐっすりと眠って朝5時過ぎに目覚めましました。
湯疲れすると困るので、朝風呂はやめてホテルの庭を散歩しました。


この日の天気予報、降水確率は70%、朝から時雨れていました。
個人での登山なら当然中止ですが・・・


新潟県地方は梅が丁度満開で、桜はチラホラ咲きだした所のようです。

エネルギー補給のため、ビュッフェスタイルの朝食はしっかりとお代わりしましたよ。

登山後は又このホテルに戻ってくるので、使わない荷物は広間にまとめて置き
8時に、ホテルのバスで登山口まで送ってもらいました。
{1年前の高速ツァーバスの関越道事故以来、運転手の1日の勤務は
9時間以内と決められたそうで、それでホテルのバスをお願いしたとか)


新花の百名山「角田山」登山
バスで20分「浦浜コース」の登山口で下車すると、突然激しくアラレが降ってきました
26人のうちの7人が慌ててバスに戻り、登山を断念

ご主人の転勤で、結婚後4年間新潟市に住んだ経験のあるYさんが
「アラレは長くは続かないはずよ」と呟きました。


私は一眼レフカメラをしっかりとビニールの袋に包んで、ザックの中に入れましたから
最初の休憩までの、登り50分間の写真はありません。

前日登った「弥彦山」と同じ様に、ここもショウジョウバカマが混じった
カタクリロードが続いていましたが、お天気の悪い日のカタクリはお花が開きません。

角田山でもアブラチャンが見られました。ネコヤナギならぬキツネヤナギだそうです。



登りだして1時間ちょっとで「五ヶ峠コース」と合流し更に「灯台コース」と合流すると頂上ももうすぐです。


弥彦山から連なる「弥彦山脈」の中では一番北に位置する「角田山」
弥彦山脈の一連の山々と共に「佐渡弥彦国定公園」の一角をなしています。

登山口は全部で七箇所。子供や年配者も比較的簡単に登れるので登山者は多く
近郊の小学校の遠足や登山にもしばしば利用されています。(ウィキペディアより)


10時10分過ぎに標高481,7mの頂上に到着しました。

山頂は草木が生い茂っており、広々としていて、春には雪割草やカタクリ等、
夏にはスカシユリ、サラシナショウマ等の花が楽しめます。

「新花の百名山」の著者田中澄江さんは、この角田山を「スカシユリ」で推薦していますが
私は「ユキワリソウ」で有名な山として憧れていました。


頂上で15分間休憩をしてから、下山です。
青空が見えてきました。


「カタクリは花が咲くまで7~8年かかります」
「昔は片栗粉の原料として使われていましたが、今はジャガイモが主になりました」
ガイドさんが説明している最中に、またまたアラレが降ってきました。


白いカタクリは珍しいとか・・・
1万本に一本の割でしか咲かないらしい

ようやく雪割草(オオミスミソウ)の群落が・・・でもやはり最盛期はとうに過ぎた感じで残念です


やがて目の前に海が見えてきました。


日本海が広がっていました。
「佐渡ヶ島」がうっすらと見えたような・・・


ここから海に向かって、急降下が始まります。


迎えのバスが待つ、あの角田岬灯台の下の海抜ゼロメートルまで下ります。


モチロン、二つのコブのような山を登り返して行きます。
海から吹きつける風が強くて一瞬よろけました

そんな足元にも「雪割草」(オオミスミソウ)健気に咲いていました




灯台の右下に、角田浜海水浴場と大駐車場が見えてきました。


灯台から振り返って見ると、右奥に登ってきた「角田山」が見えていました。


更に手すりにつかまりながら、用心深く海まで下ります。

「角田山」で特に印象に残ったのは
海にドボンと転がり落ちるような下りと、突然急変するお天気ですね。

12時過ぎに全員無事にバスの待つ駐車場に下りましたが、雨具を脱ぎ登山靴の泥を落とすのに時間がかかり
1時からのホテルでの昼食の予定が30分延びましたが・・・

温泉に浸かって汗を流してから食べた「親子丼」がとても美味でした


お土産は新潟名物の「味噌漬」と、たくさん試飲して決めた日本酒です。

午後2時半に、着物姿の従業員さんに見送られホテルを出発して帰途に着きました。
バスは順調に走り19時20分に町田に到着、ここで下車のYさんとお別れです。

出発してしばらくすると添乗員さんの携帯に
「ザックを間違えて町田で降りてしまった」という電話が入り大騒ぎとなりました。

「戻るわけには行かないので、横浜まで電車に乗って届けてください」と添乗員さんは指示し
「お土産物を間違える人は多いけど、ザックは初めてよ」と・・・

頭上の網棚に置いた同じブルーのザックを間違えたらしい
「デザインが全然違うのに何故」と、後ろの席の女性にザックを持っていかれたおじ様が
首を傾げていました。

20時15分横浜駅着、ザックを間違えた女性はまだ現れません。

片道6時間弱のバスの乗車で、腰が重くなりましたが・・・
山野草がたくさん咲いていた「弥彦山と角田山登山」、
素晴らしい思い出が残りました。

長々と記した「山行記」にお付き合いいただき、有難うございました





コメント (28)
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