大好きな「雪割草」(オオミスミソウ)に会いに、
山仲間のYさんとはるばる新潟県の「弥彦山」と「角田山」に行ってきました。
雪割草は残念ながらすでに終わりに近かったのですが・・・
どちらの山も全山「カタクリ」が咲き乱れていました
他にこのショウジョウバカマも多く、イカリソウやエンゴサクそしてエンレイソウ・オウレンなどの
スプリングエフェメラル(春の妖精たち)が出迎えてくれました。
この様子は次回のご紹介として、まずは丹沢前衛の「高取山」からのコース(その2)を
UPいたします。
3月17日(日)・「高取山から念仏山へ」
私たちの3月の山登りは伊勢原の里山歩きとしましたが
スタートから電車が人身事故でストップし、1時間15分も遅れてしまいました。
標高566mの高取山の頂上に立った時は、すでに12時半を回っていました。
ふもとの河津桜の所で出合った、30代とおぼしき男性も休んでいました。
彼は地元の伊勢原に住んでいるとか、休日ごとに里山歩きをしているらしい・・・
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木々の先にはNNKの大きな無人の電波塔が建っています。
標識の横にはベンチが置かれていて、私はここでおむすびを一個お腹に入れました。
登山道は更に蓑毛を経て、大山まで伸びていますが
私たちは一休みしてから12時45分、鶴巻温泉に向かって途中までは同じ道を下ります。
里山とはいえ思ったより手ごわい山でした。
下りは特に転ばないように気を引き締めていきましょう。
階段を登ってきた道を左に分け、木の根っこだらけの登山道を下ります。
猟友会のおじさんが「気をつけろ」と言ったのはここのようですね。
中高年の山での転倒事故は圧倒的に下りが多い
私は細心の注意を払いました。
ようやく普通の登山道に出ました。
ヒノキの林でしょうか・・・?
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高取山を出発して丁度1時間の行程でした。
足元には「ナツトウダイ」の花々が・・・
「あら、娘が通っていた大学が見えるわ」とKさんが叫びます。
ここからの眺めの方が、高取山よりも開けていて良く見えました。
ひと休みしてから、鶴巻温泉までの4kmちょっとを下ります。
鶴巻温泉へ
登山道が今までよりも広くなった感じです。
このコースは「野菊と信仰のみち」と呼ばれているらしい・・・
ここは昔から「大山詣」に使われていた路ですね。
猟友会のおじさんは「熊はいない」と言っていたけど
古い石仏群も見られます。
江戸時代には大山街道と呼ばれていたこともあるようです。
案内板の「高取山」の高の字が鷹になっていました。
我が家に近い三浦半島に「鷹取山」はありますが・・・
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4年前の4月初めに、Yさんと弘法山にお花見ハイキングに来て
ここを歩いています。
今回は弘法山には寄らずに、ひたすら鶴巻温泉を目指して下っていきました。
野生の春ランが道端に咲いていて、頭上には「山桜」がほころび
春の気配いっぱいの気持ちの良いコースでした。
「吾妻山」まで下ると東屋やベンチがしつらえてあります。そこでひと休み・・・
すると私の咳が止まらなくなりました
そしてKさんが珍しく「膝が痛い」と言い出しました
「簡単な里山歩き」とはいえ、もう歩き出して4時間にもなります。
3時半過ぎにようやく鶴巻温泉に到着し、公営の「弘法の湯」て汗を流しました。
翌日病院に行くと「アレルギー性喘息」との診断で、花粉症の薬と抗生物質を処方されました。
Kさんは膝痛が治るのに3週間かかったそうです。
同じ歳同士、体調の曲がり角でしょうか
無理が効かない年齢となりましたね。