花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

「武山~三浦富士」・癒しのハイキング

2013年11月10日 | ハイキング・散策
ようやく青空が広がった11月6日、三浦半島の「武山~三浦富士」を歩いてきました。


父の発熱からドタバタと半月以上も緊張が続き、心身ともにガチガチとなった私
これをほぐすには自然の中を歩くしかないと・・・

山仲間のYさんが空いていたこの日、お天気も良かったので
2人で、三浦半島南端の野菜畑の背後に連なる里山を歩いてきました。

最初の予定では箱根の山に登り、下山後温泉に入って、心身をほぐすつもりでしたが・・・

父の咳・発熱ともに芳しくなく、病院からの万が一の呼び出しにそなえ
我が家近くの2時間20分のこのコースに決めました。

「一騎塚」バス停からスタート

JR横須賀線の横須賀駅から、三崎口駅方面行きのバス(京急横須賀中央駅も経由)で30分
「一騎塚」バス停から歩き出します。時計を見ると10時10分でした。

バスを降り、車道をわずかに戻るとこのような案内板が立っていて
今回は青印で示した道を行きます。

案内板に従い脇道に入り、一騎塚を左に見て進み、富士見小学校の前を通り
住宅街の中を上っていきます。

日当たりのいい道路脇には大きなカタバミが紅白で咲いていました


Yさんの指の大きさと比較して見てください

人家が途切れると道は急坂になり古い石仏(お不動様?)が出迎えてくれます。




どうやらこの道は武山不動尊に通じる参道らしくて
コンクリートの道が頂上まで続いていました。


途中ベンチがあり、風景が開けたところがありました、
ここから富士山が見えるらしいのですが、この日は湿度が高くてガスっていました

武山頂上の「持経寺」
バス停からおよそ40分で頂上です。
お寺の正式名称は、浄土宗龍塚山持経寺武山不動院


武山不動尊は、航海安全の浪切不動として広く知られ、
漁業関係者から厚く信仰されているそうです。

頂上にはツツジが群生(2000本)し、アゼリアハウスと名付けられた休憩所の屋上からは
360度の展望が開け、「洋上には大島が望める」とガイドブックには記載されていますが・・・

この日は残念ながら休憩所が工事中で立ち入りは出来ませんでした
完成は来年の1月28日の「初不動」の頃になるそうです。

木々の間から雲海に浮かぶ房総の山々が見えていただけに
撮影できず悔しいです


武山から砲台山~三浦富士へと向かいます。

標高200mたらずの山々を巡るのは登山とは言わず、簡単ハイキングですが
ここからようやく土の山道が始まって、心が弾みます


武山を後に東に向かうと分岐があり、左に折れます。

「砲台山」
落ち葉を踏み分け歩く道は気持ちが良い武山から20分で砲台山です。




太平洋戦争で築かれた砲台の基礎と、海上保安庁の受信設備がありますが
木々に囲まれていて展望はききません。

来た道を分岐まで戻りますが、古い構造物が・・・登山道にたくさん咲いていたお花


戦時中「東京湾の入り口で敵を阻止せん」とした横須賀では
太平洋戦争時の名残を見ることがありますね。


途中立派なベンチが設置された見晴台があり、
そこから金田湾が手に取るように見えました。

私たちもここで休憩し、持ってきたおむすびを食べました。
何人かの人々が汗をかきながら、私たちとは反対側の三浦富士方面から登ってきます。

京急「津久井浜駅」から、三浦富士~砲台山~武山~津久井浜観光農園~津久井浜と
駅から歩いて一回りするハイキングルートが一般的のようですね。

「三浦富士」

30分の休憩時間を入れて、砲台山から丁度1時間の12時半に「三浦富士」に到着です。


浅間神社の奥宮の石碑や大願成就の石碑が多く設置されており
名前の通り古くからの富士信仰の盛んなことが伺えます。


山を歩くと日本は「山岳宗教」の国と実感できますね。


手製の帽子や襟巻きをしたお地蔵様にも癒されました。


秋の木漏れ日が気持ちの良いふかふかの道を下っていきます。

警察犬訓練所の前に出ました。周りはオレンジ色のみかんがたくさん実っています




ススキの向こうに登って来た山々が見えていました。


三浦富士の麓に四季を通じて果実狩が出来る「津久井浜観光農園」があります。
私たちもみかんを買って帰りたいと思いましたが、受付が分からず買えませんでした

大根やブロッコリーが植えつけられた農道の中を歩くこと30分、
三浦富士の頂上から1時間ちょっとの午後1時半過ぎに、京急「津久井浜駅」に着きました。

駅前のカフェで、コーヒーフロートを飲んで、1時間ほどおしゃべり・・・

ジンワリ汗をかき、気心の知れた友人と語り合いながら歩いて
気晴らしが出来ました。

付き合ってくれたYさん、ありがとう。
ちょっと物足りない歩きでしたが、2人とも立山以来でしたね。



          

この日は主治医に父の様子を聞いて決断すべき事があったので
帰路、京急上大岡からバスで、父が入院している病院に行きました。

「10日に新潟県の十日町に一泊旅行する予定がありますが、行くかやめるか迷います」と・・・

「お父様は少しづつ良くなってきていますから、一泊くらいなら大丈夫かと思いますが」
「歳が歳だけに何があるかは分かりません」と、医師らしいお答えでした。

その夜新潟の友人からTELがあり
「あなたもお父さんを心配しながら参加しても心底楽しめないでしょう」
「天気予報によるとこの2日間はお天気が最悪なので中止にしよう」とのこと・・・

案の定、今日の日曜日は風も強くて関東も嵐のような悪天候です。

本来なら、いつものように当間高原のリゾートホテルで、中学時代の友人と
4人で弾けるはずだったのに・・・

大変残念な、ちょっとホットしたような思いの私です。






コメント (24)
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