「スワっ、首都圏直下型地震がいよいよやってきた~」
バッグと非常持ち出し袋を抱えて玄関に走る
我地域は震度3でそんなに強い揺れは感じませんでしたが、しばらく心臓のドキドキが収まらない・・・
こんな時、一人暮らしの不安を嫌というほど感じます
さて・・・
GWの5月1日に行った「大山登山」の後編をご紹介いたします。
大山頂上~唐沢峠~不動尻
私たち3人は大山頂上でおにぎりを食べ、お茶も買ってトイレ(延々30分も並びましたわ)も済ませ
身支度を整え、12時半に出発しました。
その前に見たのが「奥の院」の裏側の展望台からの丹沢主脈の山々です
一番左端に南アルプスと富士山が見えるはずですが、目を凝らしてもこの日は残念ながら見えません。
表示板に書かれた山々の名前を確認しながら、50代の中頃に3人で歩いた
「塔ノ岳~丹沢山」のコースを懐かしみました。
「あの時は丹沢山の小屋に泊まるべきだったのよ」
「イッキに蛭が岳まで行ったから、7時間半も歩いてヘロヘロになったわね」
「体力の衰えを感じた最初だったと思う・・・」
反対側に戻り「見晴らし台~日向薬師・下社」と書かれた案内板の所がら下ります。
初めて夫と大山に登った日は秋の台風一過の晴天で、横浜のベイブリッジまで見えましたが・・・
春はふもとの町も霞んでいました。
ここから雷ノ峰尾根コースを下ると「日向薬師」に出ます。
見晴らし台経由でケーブルカー駅のある下社にも下れますので、ここまでは下山者も多く
若いグループや元気な小学生連れのファミリーに追い立てられるようでしたが・・・
この分岐から私たち3人は「不動尻・広沢寺温泉」と記された左のコースを行きます。
「とにかく新緑が綺麗なのよ」という、Yさんお気に入りの登山道でした。
ガゼン人の姿が見えなくなり、静かな歩きが楽しめました
4年前のGWにKさんはこの階段でつまずいて転んだそうです。
(私はその数日前にスーパーで転んで手を骨折し不参加)
新緑のトンネルの中を行きます。
ゴツゴツしたゴジラの背中のようなお隣の山は「大山三峰山」
私たちも20年くらい前に登りました。
大山ほど大きな山ではありませんが、鎖場や痩せ尾根が続くスリリングな楽しいコースでした。
今回「あの山に又登ろうか?」という話も出ましたが・・・
私が2月にスッ転んだトラウマがまだ残り、「鎖場はパス」と
下りだして丁度1時間、ベンチが置かれていたので私たちも休憩しました。
後ろに見えているのが登って来た「大山」です。
このコースを歩きだしてから、初めて若い男性が一人下ってきました。
彼には先に行ってもらい、私たちはノンビリと新緑を満喫しながら歩きます。
この日は遠くに濃いピンクのミツバツツジが新緑の中に混じっていましたが・・・
小さなコンデジでは撮れませんでした。
こちらはもしかしてシロヤシオ
丹沢の「桧洞丸」のシロヤシオロードが有名ですね。
「あの山も往復だけなら私たちまだ登れるわね」
この3人で、17~18年くらい前の6月1日に登った時はシロヤシオも見頃で
ナント!富士山も見えていたのです。
やがて痩せ尾根も出てきて、慎重に歩きます。
気持ちの良い新緑の中を歩きだして1時間15分・・・
目指す「広沢寺温泉」まではまだ6km以上もあります。
この先が「唐沢峠」、そこから急降下が始まりました。
2月に簡単なハイキングロードでスッ転んだ私と、
以前このコースで転んだ経験のあるKさんは、足元だけを見つめ超がつくほど慎重に下りました。
私もカメラを取り出す余裕はありません・・・
3歳若いYさんはスイスイと下って行きます。
Kさんが「膝が震えて歩けない」と呟き、私も付き合って休み休み下りました
膝にブレーキをかけ過ぎて、彼女はいわゆる「膝が笑ってしまった」ようです
大山はファミリーにも人気の山ですが、1251mの標高がありますから
ケーブルカーを使わなければ標高差が950mもあり、とても歩きがいのある山なのです。
不動尻から広沢寺温泉経由でバス停へ
午後3時丁度に「不動尻」に到着しました。滝や渓流美が楽しめる水が豊富な所です。
出会った人は4~5人の、静かな静かなコースでしたが・・・
大山三峰山からの登山道と合流し、登山者の姿もちらほら見えました。
この不動尻からバス停までの、コンクリートの林道歩きが1時間半でちょっとロング
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不動尻の下りで会った青年は鈴を鳴らしながら歩いていました。
午後4時前にようやく車の通行可能な道路に出ました。
「昔歩いた時は小さな集落があったけど、今では防水堤ができて家もなくなってしまったわね」
広沢寺温泉まで来るとバス停がありますが、16時台のバスはない
更に20分歩いて、午後4時半過ぎに七沢温泉入り口のバス停に出ました。
去年の秋に歩いた「巡礼峠」が目の前でした。
ここからバスで厚木に出て小田急で帰ります。
不動尻までの急な下りは元気に歩いていたYさんが、その後の1時間半の林道歩きで疲れたのか?
「筋肉痛で駅の階段が登れない」と言いだしました。
「早々と筋肉痛が出るなんて、あなた若いわ~」
私は日頃の防犯パトロールのコンクリート歩きで慣れたのか?
転ぶ心配の少ない林道歩きは、気を使うことなく歩けて楽でした。
でも・・・
今年のお正月明けに登った、ワンゲルの会の新年会を兼ねた大山登山では、
私も三日間筋肉痛で苦しみましたから・・・
今回は帰宅後に入念なストレッチをしてからお風呂に入り
寝る前に足にベタベタとシップを貼ったら、筋肉痛は出ませんでした
整形外科でもらったシップ薬は強力な効き目がありましたわ