GWの前半はお天気に恵まれ、私も連日楽しむことができました。
誘ってくださった写真仲間・ご近所仲間・山仲間の皆さん、ありがとう。
ツツジの名所「鎌倉・仏行寺」(4月29日)
写真仲間のSさんが「26日(火)に行ったお寺のツツジが素晴らしかったので案内したい」と
誘ってくれたのが鎌倉にある日蓮宗「仏行寺」(ぶっこうじ)
大船からモノレールに乗って「深沢」で下車、歩いて10分の所にある静かなお寺です。
裏山の斜面一面に「ツツジ」が植えられ、安養院と並ぶ「ツツジ」の名所。
(安養院より広くてツツジの種類も断然多い)
山門を入ると本堂、その裏に池庭、そして裏山がツツジ畑となっています。
境内はそれ程広くありませんが・・・
裏山の形状と一面に広がるツツジのせいか、とても広く感じます。
仏行寺(日蓮宗)は、源頼朝に信頼された梶原景時の子源太景季の菩提寺。
ツツジの間を登っていくと、景季の片腕が埋められていると伝わる「源太塚」があります。
「三日前に来た時はお天気も良くて、どのツツジも鮮やかだったのよ」
「今日は終わったツツジが多くて残念だわ」とSさん・・・
でもツツジの間に植えられた、小さな可愛い花々が楽しめます
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濃いピンクの「シラン」は我が家の庭でも公園でも、あちこちに咲いていますが
白は楚々としていて素敵です
庭師姿の若いお兄さんが作業をしていたのでSさんが
「3日前に来た時は素晴らしかったけど、ツツジはもう最後?」と聞きました。
「前日の雨で花弁がずいぶん痛みましたが・・・」
「濃いピンクのオオムラサキはまだまだ楽しまますよ」との返事
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一番上まで登り、墓地の中を通り過ぎていくと・・・
「源太塚」
梶原父子は、頼朝の死後、御家人の弾劾に遭い、鎌倉を追放され駿河で討死し
その死を悲しんだ景季の妻信夫(しのぶ)はこの地で自害したといわれ、
すぐ近くの鎌倉山には「しのぶ塚」があって、「源太塚」と向き合って建っているという。
ただ・・・
「道路整備で今はその塚も移動して、向き合ってはいないらしい」と
そこに居合わせた女性が教えてくれました。
鎌倉には街のあちこちにそんな悲劇の史跡が見られますね
私たちは本堂に向かって下ります。
再び若い庭師さんに出会ったので、私は興味を覚え
「どこかの造園会社に属していて、このお寺のお庭の管理を任されているの?」
と聞くと・・・
「僕はこの寺の副住職です」
「裏山の土砂崩れを防ぐためにせっせとツツジを植え、庭を管理し本堂を守っています」との事でした。
本堂横には小さな竹林もありました。
この日まだまだ元気に咲いていたのはオレンジ色の「ヤマツツジ」でしたが
その後の暑さでどうなりましたか?
私とSさんは池の手前のベンチに座り、持ってきたお茶とお菓子でノンビリしました。
前日の雨で空気がシットリとしていましたが、強めの風が爽やかで気持ちが良い・・・
北鎌倉や鎌倉駅周辺の観光地から少し外れた「仏行寺」
GWの混雑とは無縁の静けさでした。
その日のお天気を見て、思い立ったら30分で行ける鎌倉散策楽しみました