花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

毎週のように続いた食事会

2019年06月19日 | 日常の日記


梅雨の晴れ間が続いていますが、週末は又お天気が崩れるようです。
我が家の庭のバラ「クィーンズエリザベス」が咲きだしました。

私の実家から持って来て32年、さして手入れもしないのに毎年健気に咲いてくれる母の形見のようなバラです

GWの5月1日は近くの寿司店が経営している居酒屋さんで、孫のハー君の誕生祝いの食事会
5月3日には歩いて15分の所にある「農家レストラン」で、ご近所仲間4人と採りたての筍と野菜のランチ料理を満喫し
お喋りを楽しみましたが・・・

その後も食事会は続きましたので、まとめて紹介いたします。

親友taeさんのお墓参りと中華料理の食事会(5月31日)
上京したtaeさんのご主人に声をかけて頂き、横浜中心部の市営墓地に眠るtaeさんのお墓参りに行ってきました。



メンバーはいつもの短大時代の仲良し3人組・・・
去年の12月以来です。前回の様子はこちらで紹介しています。

「三渓園」へ


今回はご主人の希望で、ご夫妻の思い出の地「三渓園」を訪ねました。
辛うじて名残りの花しょうぶが残っていましたよ。

この週は5月としては記録的な30度を超える真夏日が4日間続いた後の、一転曇り空の肌寒い日でした。


(taeさんご主人撮影)

それでも新緑の美しさが残っていて、案内してくれたボランティアさんの口調も滑らかな
漫談を聴くような楽しくて分かりやすい説明で、改めて地元三渓園の詳しい事を知った次第です。

「横浜媽祖廟」


その後タクシーで中華街の「媽祖廟」に行きました。
古くからある「関帝廟」の他に、2006年の3月に「横浜媽祖廟」が開廟しました。



媽祖は中国の沿岸部や台湾で航海の安全を護る海の女神として強い信仰を集めている道教の神様です。

中華街の「重慶飯店」で食事
毎回、taeさんのご主人が私たち3人にご馳走してくれます。
恐縮すると「これが生きがいで働いている」とのお返事・・・

taeさんの友人である私たちの会話から、奥様の存在を感じているのでしょうか?

前菜はカニ、まずはビールで乾杯です紹興酒のお伴はピリ辛麻婆豆腐
旬のアスパラはコリコリと香ばしい・・・五目旨煮は栄養満点です。

この他にも、点心の「小籠包」とデザートの杏仁豆腐などをご馳走になりました。
私たちは3人そろって呑兵衛だし、遠慮もなくていつも申し訳ございません

仲間のTちゃんは昨年8月に結婚10年目でご主人を亡くし、今はtaeさんのご主人のお仕事を手伝っています。

こうして年に二回、学生時代の仲良し4人組(一人はご主人)は、お墓参りという名目で会っていますが
その内3人がお一人様の生活で愕然としますわ

新宿「小田急ホテル」での食事会(6月6日)
今年の4月初め、夫の会社の同期生だったYさんの奥様から半分泣きながらの電話がありました。
「主人を亡くして初めてnaoさんの淋しさと哀しみが分かったわ」と・・・

奥様のS子さんは私のOL時代の親友マルさんの友人で、3月にご主人を亡くしたのです。
二人は5年前の11月に我が家の夫の遺影に、お線香をあげに来てくれました。



「同じ立場のnaokoなら、S子さんの気持ちも理解できるかと思うので話を聞いてあげて」と・・・
哀しみのあまり家に閉じこもっている彼女を何とか外に連れ出したいと、マルさんが食事会を設定しました。

場所は新宿の小田急ホテルセンチュリータワー内の日本食のお店ほり川です。



すっかり変貌した新宿の街を眺めながらのお食事でした。



50年以上前のGW、たまたま山梨出身のマルさんと二人で清里の「美しの森」のロッジに泊まった時
八ヶ岳を登ってきた夫の会社のワンゲルのグループと知り合ったのです。

それからグループ交際が始まって、マルさんは自分の高校時代の親友のS子さんをワンゲル仲間のY氏に紹介し
結婚につなげました

ですから食事会や新築祝いなどは常に私を含めての3人で会っていたのです。



「私は今までご主人を亡くした人には実にクールに接していたと反省しているわ」
「自分がその身になって、哀しんでいる人には手を握ったり肩を抱いたりして寄り添う事が大事と思い知った」
と、彼女は食事をしながら胸の内を吐露しました。



食事の後はラウンジに席を移して、コーヒーや紅茶を飲みながらお話は続きます。
人間は皆違います。「未亡人になっても涙一つ出さない気丈な方もいるし、自分を責める事はないわよ」

でも・・・
「一人身の淋しさは同じ立場の人にしか判ってもらえない」と
私も最近特に実感です。

気が付いたら6時を過ぎていました

「伴侶を亡くした時は慰めて欲しい訳ではないのよ」、気持ちに寄り添って話を聞いて・・・
優しいながらも的確な意見を言ってくれる人が傍にいて欲しいのです。

OL時代の仲間と銀座でOB会(6月15日)
大雨となった土曜日に、はるばる花のお江戸に出向いてきました。
食事会の場所は3月末に同期4人で集まったカフェコムサのイタリアンです

流石銀座のお店です、とてもお洒落な雰囲気でした。



私がチョイスしたのはトマト味のシーフードパスタです。
参加者は7人、今回は白のスパークリングワインで乾杯しました。

この仲間も半分以上の5人がお一人様、「孤独死は覚悟の上よ」という言葉が飛び交います

お三時は甘味処で・・・
雨で土曜日の銀座の喫茶店はどこも混んでいました
仲間の一人が案内してくれた所は松屋銀座のすぐ裏の茶房「野の花」、詳しい情報はこちらでどうぞ



野の花を扱った渋いお花屋さんの二階にある甘味処で、私達は蔵の大きな扉をテーブルにした10人席に案内されました。



私が頼んだ「アンみつ」にはタチアオイのお花が添えられ・・・



隣に座ったTさんのホットジンジャエールには紅花が添えられていました。
ここが銀座と、信じられない静かな和のテーストの落ち着いた空間でした。

でも・・・
新宿のホテルのラウンジのコーヒーも、銀座の和の甘味処のアンみつもどちらも1200円
流石に料金は場所に相応しいお値段です

                        

家事をやったり庭や菜園仕事をやったりの、私の普段着は殆どが登山用の衣類で
毎週行っている「ストレッチ&筋トレ体操」や、写真の撮影会も同じです。

それとコーラスなどの趣味の会や病院通い、近所のお店でのお食事会などは少しお洒落を楽しみますが・・・
古い人間なので、新宿のホテルや銀座での食事会となると話は別です。

5月の着付け教室で着た伯母の形見の単衣の紬に、赤い博多帯を締めて行く予定でしたが、、、
新宿に行った日は34度の暑い日で、慣れぬ着付けで大汗をかきそうで諦めました。

そして銀座に行く日は大雨の日で、着物など最初から無理と諦めました。



母は着道楽の超お洒落な人でした。

母の遺した衣類はだいぶ処分しましたが、高級な傷んでいない私好みの衣類だけは残していましたので
新宿のホテルに行った日は母のワンピースに自分のジャケットを組み合わせて着て行きました

一時期姿を消したワンピースがこの数年、又流行り出しましたものね



銀座に行った日は大雨の上に肌寒くて、慌てて春物を取り出しアイロンをかけその上にレインコートを着て
完全武装で行きました。

新宿のホテルや銀座はウオーキングシューズではなくパンプスでしょうという思いが強い私
お陰で今週は膝やら腰が痛くてふ~ふ~言っていますわ

その後S子さんから「私も早くnaoさんのように元気になりたい」とメールが来ましたが
私がここまで来るには5年近い月日が経っています。あっという間の感じですが・・・

「焦らないでね。すべては日にち薬ですよ」と応えました。

2年位前から「自由で気楽という感情と、孤独で淋しいという気分が半々になりましたが・・・」
季節の変わり目や低気圧などが長引くと自律神経が乱れて、何故か?朝から涙が出ます。

「泣きたい時は大いに泣けば良いのです」と、私は自分自身に言い聞かせていますよ。


コメント (22)
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