花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

花巡りの旅・憧れの「ヒメサユリ」

2007年07月01日 | 花シリーズ

毎年この季節になると、「ヒメサユリの咲く山に登りたいね」と私たち山仲間の口から出ていました。

ヒメサユリは東北南部、山形、福島、新潟の県境でしか自生していないのです。
谷川岳の奥にある「浅草岳&守門岳」のヒメサユリが有名ですが、他には飯豊連峰、朝日連峰・・・と、今の私たちの体力では困難な山々の名前ばかりが並びます。

以前喜多方に行った時に「ヒメサユリの群生地」という看板を見たことを思い出しました。
今回、那須に出かけることが決まった時、地図やネットを調べて、困難な山に登らなくても自生のヒメサユリが見られる所を探しました。


南会津の南郷村に、その自生地がありました
丁度見頃の八分咲き

西日本で見られるササユリにも似ていますが、ヒメサユリの方が色が濃くて小粒のようです。
咲き始めの方が濃いピンクでだんだん薄い色になっていくお花なんですね。

「上三依水生植物園」からR121号線「会津西街道」を北に向かい、会津田島で左折してR289号線に入ると南会津町の南郷に出ます。
後は「日本一のヒメサユリの郷・高清水自然公園」と染め抜かれたピンクの旗に導かれて行きました。


最初はちょっと「公園」と書かれた字に拒絶反応があったのですが、まったくの自然の中に可憐なヒメサユリは咲いていました。
この一面に咲き乱れる花々を前に「ワァオ~!」と叫んだきり言葉がありませんでした。

町が管理しているので300円の入園料が取られますが、木道や駐車場、簡易トイレの設備費だと思えば安いものです。


園内には100万本のヒメサユリがあり、7月上旬まで楽しめるようです。
この土日もたくさんの人々が訪れているかも知れませんね。
我々が行った24日の3時過ぎには、一番奥の駐車場にもスンナリと車を入れることが出来ました。

あまりの感激に写真だけはたくさん撮ってきましたが、同じようなものばかりで、どのようにUPしてよいのか迷いましたが、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでお付き合いくださいね。
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開花情報はこちらをご覧下さい

尚、南郷村は昨年市町村合併で南会津町となりました。
ここの「南郷スキー場」の斜面にも自生のヒメサユリが咲いていますが、ソロソロ終わりに近くて、キスゲも咲き出していました。
最初はこちらに行きましたが、今の時期はやはり標高の高い「高清水自然公園」の方が圧倒的に多くのヒメサユリのお花が見られます。

スキー場の奥に「宮床湿原」があり、歩くつもりで狭い道を行きましたが、湿原から降りてきた人に「今ここにはあまりお花が見当たらないよ。高清水のヒメサユリの入園は4時までだから、早くそちらに行った方がいいよ。あそこは今が丁度見頃で素晴らしいから」と言われて回れ右をしました。

この湿原は一周3~40分くらいなので、時間があったら是非歩きたかったのですが、高清水自然公園のヒメサユリに満足した後は空模様も怪しくなり、一路予約した宿のある桧枝岐に向かいました
途中雪を抱いた「会津駒ケ岳」の姿が見えるところがあって、思わず「登りたい!」と、声をあげてしまいました

           
              ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

前回ご紹介した「上三依水生植物園」の入り口に貼られていた「6月30日、テレビ東京で放映」の記事を私もこちらでUPしましたが、昨日番組を見た限りではカットされていて、この植物園の青いケシは紹介されませんでした
もしお忙しい中時間をとって楽しみにしていた方がいらっしゃいましたらお詫びいたします

私も残念に思いましたが、日光から桧枝岐に出て、尾瀬沼を旅する番組の内容は私の周ったコースと良く似ていて、ビックリしました。
但し、尾瀬の案内はほとんど無くて物足りませんでしたね。

汚名挽回に、私も次回からは尾瀬の紹介を力をこめてUPしていきたいと思います。

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24 コメント

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☆おはようございます (naoママ)
2007-07-04 09:08:08
non_nonさんへ
いつもソースを使わせていただき感謝しております。
このヒメサユリもたくさんの写真を撮ってきましたので,
マウスオンスライドショーに纏めると便利で、本当に助かりました。ありがとうございます

このヒメサユリは、西日本に多い「ササユリ」に似ているのですが、それよりは色が濃くてお花も小さいようです。
non_nonさんがおっしゃるように「乙女のユリ」と言う感じで、実際そう呼んでいる地方もあるようです。

私とユリとのかかわりは、霧が峰の黄色いニッコウキスゲの群落が最初でしたが、札幌の[百合が原公園」も忘れられません
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☆東北地方のユリ (naoママ)
2007-07-04 08:58:46
shoukoさんへ
このヒメサユリ、昔は東北地方のアチコチに咲いていたそうです。
ユリ根として食用にもしていたようなので、激減したのかもしれませんね。
shoukoさんやtaeさん姉妹はご存知だと思っていました。

なかなか見られないお花をはるばる見に行く・・・
これも非日常のロマンの一つなのかもしれません。
shoukoさんも是非訪ねてみてください。

それから私のお願い事を、ご親切に教えていただきありがとうございました。
ホームページビルダーは、もともとPCに入っていたライト9を使っていましたが、この春セキュリティーを変えて強化したら使えなくなってしまいました

いずれソフトを買おうと思っていますので、その時はshoukoさんの教えを是非参考にしたいと思っています。
ありがとうございました
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☆ユリ園♪ (naoママ)
2007-07-04 08:43:09
satomineさんへ
去年、ダイナランドのユリ園の写真を、satomineさんのブログで拝見したのを覚えています。
私も群馬県側の尾瀬ヶ原の帰りに、ユリ園に寄ったものです。
最近スキー場のユリ園が、アチコチに作られているようですね。
たくさんの種類のユリが楽しめましたが、横文字が全然覚えられなくて

このヒメサユリの郷は、あくまでも一種類・・・
もともとここに群生していた(今では貴重になった)ヒメサユリを、町で保護し管理しているようです。

華やかなユリ園とは違った美しさでした
色は薄いピンクで、トップの写真が本当のヒメサユリの色です。
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☆おかえりなさ~い (naoママ)
2007-07-04 08:29:32
taeさんへ
一週間の京都&奈良・・・
お疲れ様でした。
お仕事とはいえ、ご主人の立てた観光計画にも乗って精力的に周られたようで・・・
以前のオットリtaeさんのイメージからは考えられませんが、良い事です
後ほどユックリブログを拝見させていただきますね。

我が家は旅の計画は、最初主人がどこどこ方面に行きたい!と言い出し、それを具体的に計画するのは私の役目です。
今はインターネットがあるからわりと簡単ですが、ガイドブックや地図を見たりするのが結構楽しいものです。
行く前から想像が膨らみますからね・・・

このヒメサユリの大群落は凄いでしょう
期待以上で満足しました。
18年間も山歩きをしてくると、今頃はどこそこの何のお花が見頃、と言う情報も自然と頭の中に入ってくるものです。
そしてそれらを見にはるばる出かけていくと、お花の名前と姿がインプットされて覚えていきます。

お花の名前には疎いとおっしゃるtaeさんも、カメラの被写体として出会うようになればどんどん覚えられますよ。
ボケない限り大丈夫
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☆薄いピンク♪ (naoママ)
2007-07-04 08:13:41
siawasekunさんへ
色写りが良い濃い目のヒメサユリをたくさん写真に収めましたが、一枚目の写真が圧倒的に多かったヒメサユリの色です。

植物公園などのような所に行けば、ヒメサユリは見られるかもしれませんが、やはり現地の大群落が見たくて、思い切って行って見ました
想像以上の迫力に満足しました。

時期も丁度見頃で
お花と紅葉は難しいのですが、今回はバッチリでした。
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こんばんは (non_non)
2007-07-03 21:59:05
ヒメサユリの群生・・・
素晴らしい ! の一言ですね
思わず じーっと 見入ってしまいました
この薄いピンクが 言葉にできないような 良い色ですね
可憐 と言いますか・・・
乙女の恥じらいにも似たような 花の色ですね
行ってみたい処が また一つ増えました
素敵な画像を ありがとうございました
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きれいなピンク (shouko)
2007-07-03 21:52:18
ヒメサユリの群生・・・すばらしいですネ
なんともいえない優しい感じのピンク色
ホントにステキです!

行って見たくなリました。
福島県だったら、お隣の県ですし、チョツト車を飛ばせば行けるところですよネ
naoママさんの行かれるところ・・・お花の見られる山は、私には無理と思っていましたが、こういうところもあるのですネ
うれしいことです。

行きたいところにしっかりリストアップしておきます
いい情報、ありがとうございました。
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ヒメサユリ (satomine)
2007-07-03 20:27:05
ヒメサユリ、濃いピンクで可愛い花ですね!名前も初めて聞きました。
たくさん咲いていて見ごたえ充分ですね!
naoママさんの画像を拝見し、百合園に行きたくなりました。
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おひさしぶりです。 (tae)
2007-07-03 14:19:32
ひめさゆりの群生、素敵ですね。
最初の写真のピンクがとっても可愛らしい・・・

こちらの方に多い百合なんですね。
全く知りませんでした。

花に関しては、自慢が出来るほど何もわからない夫婦でして、
今回も、主人と苦笑い・・・

それにしても、蒸し暑い奈良、京都でしたが、そのせいか
人も少なくって、結構楽しめましたよ。

主人の健脚ぶりに改めて脱帽!
ついていけないですヮ

3日目の夜、とうとう悲鳴をあげましたが、
息子に、「こんなにキチンと計画を立てて、連れて行って
くれる人は、そうはいないよ」といわれ、翌日、帰り際、
「これからも、どうぞ宜しく」と、頭を下げてきました。(笑)

こちらにも百合園がありますが、自然の中の百合の群生には
かないませんね。

ちょっと晴れてきたので、出かけて見ようかな・・・・
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ヒメサユリ (siawasekun)
2007-07-03 03:54:54
ヒメサユリ、とても、綺麗ですね。

何とも言えない色ですね。
惹かれました。

群生地景色、素晴らしいですね。

本物を、一度、見たくなりました。


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☆是非!是非! (naoママ)
2007-07-03 00:16:10
小桃さんへ
上三依水生植物園から1時間位で行けます
小桃さんのお宅からなら日帰りで行けますから、一度是非足を延ばしてみてください。
すり鉢状の丘にいちめんピンクのユリが咲き乱れていました。
100万本ですから壮観ですよ

ここから桧枝岐までが25km・・・
すぐに尾瀬の沼山峠でした。
栃木、福島、群馬、新潟と続くのですね。
山深い県境を行きました。

昔は東北地方のアチコチに咲いていたというヒメサユリも、人の手の届かない山間部に辛うじて残っていたのでしょう。
返信する
ヒメサユリ!! (小桃)
2007-07-02 23:47:13
naoママさんこんばんわ

ヒメサユリ、初めて見せて頂きましたが・・・
優しい色あいで可愛らしいユリですね
そしてこの群生地、良い所ですね~
この間、ちょっと足を延ばせば見られたかもしれませんね
来年は・・・頭に入れておきましょ~絶対に行くぞぉ~って
返信する
☆yunさんは・・・ (naoママ)
2007-07-02 10:04:40
yunさんへ
山形県で生まれ育ったyunさんご姉妹は、もしや子供の頃からこのお花を見ているのでは?と思っていましたが・・・
山形県と宮城県の境にちかい小石川流域にも自生が見られるそうです。
七が宿町では「オトメユリ」として保護されているようですよ。

この「高清水自然公園」のヒメサユリは想像以上の数と美しさに大感激しました
お薦めです!是非yunさんもお出かけ下さい。

私も、お花の一番の見頃にバッチリと行けた事に、自己満足しています。
返信する
☆ヒメサユリ♪ (naoママ)
2007-07-02 09:55:02
風のたより(S・K)さんへ
このヒメサユリ・・・
昔は東北地方のアチコチの野山に咲いていて、明治時代にはヨーロッパに輸出をしていたそうです。
今のヨーロッパのユリには、このヒメサユリをかけ合わせたユリがとても多いそうです。
日本独特の純粋種は大事にしたいものですね。

伊那地方に旅行した時、主人と「次回は北岳に登って、キタダケソウを見に行こう」と話していたのですが・・・
友人から那須に誘われて、このヒメサユリを訪ねての旅に変更しました。
今回は「会津駒ケ岳に登ろう」という話も出たのですが、今の我々の体力では「尾瀬沼あたりが丁度良い」と思ってやめました。

「元気で若い」と言われ続けてきましたが、流石に体力も自信がなくなってきていて、諦めざるを得ない山々がどんどん増えてきています

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☆可憐さが出ませんでした・・・ (naoママ)
2007-07-02 09:41:23
おーちゃんへ
これだけ一度に咲き乱れていると、ファインダーをのぞいた目は何輪もお花を付けている、背の高い、濃い色のヒメサユリに向いてしまいました。
写真ではヒメサユリ独特の、小さくて楚々とした美しさがあまり感じられなくて・・・、慌てています。

今では東北のごく一部の山間でしか見られなくなったヒメサユリ・・・
町でも大事に保護しているようで少しホッとしましたが、スキー場の方ではロープが張られて「盗掘は罰します」と言う張り紙がアチコチに見られて、心が痛みました
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可愛い~~~♪ (yun)
2007-07-02 09:26:16
ヒメサユリ可愛い~ですねぇ~
こんなに群生してるところあるのですね
早速お気に入りにいれました
必ず、こちらは行ってみます来年になると思いますが・・・
情報ありがとうございました
尾瀬の記事も楽しみにしています。
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☆オトメユリ♪ (naoママ)
2007-07-02 09:24:21
ミサさんへ
オトメユリのことを調べてみました。
どうやらヒメサユリと同じものらしいです。
ヒメサユリは山形、福島、新潟に自生する寒冷地に咲くユリと紹介しましたが、宮城県西南部の山形県境にも自生していて、七が宿町の町の花になっているそうです。
ここでは「オトメユリ」と呼ばれているようですね。

当然園芸種として市場でも売られていると思っていましたが、一本3~400円の高級花なんですね~
ミサさんのお陰で、一つ勉強させていただきました

ヒマラヤの青いケシもタネはネットで手に入るようですが、お花そのものは市場ではまだ扱われていませんか?
お店に出回るのも時間の問題かもしれませんね。

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ヒメサユリ (風のたより(S.K))
2007-07-02 08:34:47
おはようございます。
こんなにいっぱいゆり(ヒメサユリ)の咲く場所があるのですね。本当に丘全体がヒメサユリのお花なんですね。
お花の名前もピンクの色合いもとっても可愛い!!

お花を求めて精力的に歩かれるnaoママさんやっぱりお若いですね。
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ヒメサユリ (横浜のおーちゃん)
2007-07-02 07:19:00
きれいな花ですね。地域限定、それも山でということもあって、まだ見たことがありません。いつか可憐な姿に会いたいものです。
テレビは長い時間の収録をしてもカットされることが多いですね。青いケシも見たい花です。
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思い出しました。 (ミサ)
2007-07-02 06:26:39
昨年の青いケシ思い出しています。
もうあれから1年なんて、時の流れって本当に早いものですね。
ヒメサユリは、乙女百合にそっくりですね。
市場では乙女百合が出ますが、1輪咲きでも市場価格で、確か?50円~70円ぐらいします。4,5輪咲きだと、もう、180円ぐらい、
これが、お店の店頭だと倍の値段に。
先頭に飾られること無く、もっぱらホテルなどの生け込みに、使われていましたが。
スイレンも、今の時期にピッタリで、やっぱり素敵です。
naoママの、活動力に脱帽です。
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☆ほのかに甘い乙女の香りが・・・ (naoママ)
2007-07-02 00:21:49
ルンバルンバさんへ
ヒメサユリは球根種ですが、タネから増えるそうです。
秋に地面に落ちた種が根を伸ばし、やがて球根をつけ、お花が咲くまでに6年の歳月を要するそうです。
初めは一輪、翌年は二輪とお花は増えていくとか・・・

カメラの機能も、腕もイマイチで自信がないので大きな株ばかりを選んで写したせいか?
可憐さに欠けた写真ばかりになってしまいました

我が家の庭用に一株700円で買ってきましたが、お花が二輪の2年もの・・・高さが35cmで、お花は6cm前後の本当に名前の通りの乙女のようなユリです

白百合のような強烈な香りは全然無くて、ほのかに甘い乙女の香りがしましたよ
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michyさん、こんばんわ (naoママ)
2007-07-01 23:41:39
michyさんへ
「ヒメサユリ」という名前がなんとも愛らしいユリです。
箱根の湿性花園で{去年見ていますが、自生している姿が見たいと長年憧れ続けていました
小さくてとても可愛いユリですが、写したのは特に背が高いものばかりで、あまり楚々とした感じはでませんでしした

高い山に登らなくても、探せば案外すぐ近くに咲いているものですね。
町全体で保護しているから、ブルーポピーのように珍しいお花ではなくなるかも知れませんね。
嬉しいような、悲しいような・・・
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素晴らしいです (ルンバルンバ)
2007-07-01 21:50:50
naoママさん、こんばんは。
素晴らしい景色ですね。丁度良いときに行かれたのですね。華やかさではササユリよりも数段勝っています。香りは如何でしたか。写真を見ると良い香りまでもが漂ってきそうです。
ひとつの株にたくさんの花がつくから余計に華やかに見えます。是非見てみたいものです。
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すてきな色! (michy)
2007-07-01 17:16:26
なんてきれいなゆりでしょうか!

一面の緑の中で、
きれいで、おしゃれで、
最高のゆりです!

わたしも、行って見たい!!

いつも、すてきな情報、
ありがとうございます☆
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