花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

「高尾山」のシモバシラの氷花・その1

2008年01月23日 | 山シリーズ

こちらの写真は一体何でしょう・・・?

20日の日曜日に山仲間のYさんと2人で「高尾山」に行ってきました。
新年初ハイキングです。
一年中で一番寒い時期ですから、山にお花はありませんが、ナント!高尾山では「シモバシラの氷花」がたくさん見られるのです。
この写真は一丁平近辺で見つけたものですが、直径が15cmくらいもありそうな大きな氷花でした



こちらは高尾山の頂上直下で見た、ガラス細工のような氷花です

この氷花のことを最初に知ったのは、一昨年の1月にブログ仲間のおみやさんのページを訪問した時でした。
最初は意味がよく判りませんでしたが・・・
「9月頃に白い小さなお花を咲かせるシソ科のシモバシラという植物は、お花や葉が枯れても、寒さが増す頃、その根が地中の水分を吸い上げる事によって、茎の周りに綺麗な氷のお花が出来上がる」
と、何となく理解しました。

そしてそれはいつか憧れとなり「この目で是非見てみてみたい」と思うようになりました。
おみやさんが今月上旬に、そして同じくブログ仲間の山小屋さんが中旬に見てきたことを知り、早速私も仲間に呼びかけて見に行ってきました。

残念ながらKさんが、今月末の資格取得の国家試験が終わらない限り、勉強で忙しいとの事で同行できませんでしたが・・・
シモバシラの氷花も茎が枯れ落ちたら終りと聞いていますので、雪も覚悟で行く事にしたのです。



高尾山は我が家から電車で2時間半くらいかかります。
この日の天気予報は夜には「雪」との事・・・

最初は景信山から高尾山まで縦走する予定でしたが、お天気が崩れたらすぐに引き返せるようにと、高尾山から行く事にしました。





高尾山にはルートがたくさんありますが、南側の「稲荷山コース」を登りました。
近年登山道の木々が伐採されて、見晴らしが良くなったと聞いています。



このコースは明るい登山道が続くとても良い道でした。
「以前ここを下ったはずだけど、こんなに道が広かったかしら?」
陽だまりの中、そんな事を話しながら・・・
ヤッケを脱ぎ、フリースを脱ぎ、少しづつ薄着になって登っていきました。



およそ30分で見晴らし休憩所です。
眼下の八王子市街地のはるか遠くに、新宿や池袋の超高層ビル群が見えていましたが、この日は写真に撮れるほどの鮮明度はありません。
それでも霞の上に「筑波山」がうっすらと姿を見せていました。


案内板で「筑波山」を確認しました。
それにしても・・・
雪雲などどこにも見えませんね~

熱いお茶を一杯飲んで再び登り出します。








去年暮れに、フランスのミシュラン社のガイドブックで、東京の観光地として☆☆☆の評価が下された「高尾山」
新宿から京王線で1時間足らずという近さにありながら、豊かな自然が保たれており、四季折々の美しさが味わえます。
登山道や指導標の整備も行き届いていて、軽いハイキングから縦走まで幅広い層が楽しめて・・・
三ツ星マークの評価も分るような気がします。

流石に外人さんの姿も多く見られました。
Yさんの前を歩くハイカーは「エクスキューズ・ミー」といいながら、長い足で我々を追い越して行きました。



登り始めておよそ1時間で、頂上直下に出ました。
このまま巻き道を進めば、氷花がたくさんあると聞いている「一丁平」への近道です。
Yさんと相談して、少しでもお天気の良いうちに頂上を踏むことにしました。
長い長い階段を登ります。
フ~~~


頭に雲こそかかっていますが、高尾山頂上から「富士山」が見えました
朝の凍るような寒い中、早めに家を出て、何とか午前中に頂上に立つことが出来てヨカッタ!ヨカッタ!

前夜に見た天気予報ではマークばかりで、行くべきかどうかで悩みましたが・・・
この青空は嬉しい外れでしたね。

おみやさんの「野山の香り」
山小屋さんの「山小屋だより」
お二人のブログも参考にしてみてください。

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32 コメント

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こんばんは (non_non)
2008-01-23 22:58:42
シモバシラの氷花・・・綺麗なものですね
ほんとうに ガラス細工のようです
なぜできるのかも よく分かりました

高尾登山は 天候にも恵まれて 絶好の日和だったようですね
この光景は 現在の札幌からは想像もできないほどです
もう今日で15日以上 真冬日が続いています
前半は少なかった雪も 徐々に積もって 例年通りになってきました
今が一番厳しい時期ですので もう少しの辛抱と思って 頑張っています
返信する
シモバシラ ()
2008-01-24 00:04:42
こんばんは♪
素晴らしいものを撮られましたね。
シモバシラ、話には聞いておりましたが、こんな大きな写真で拝見するのは初めてです。
不思議な自然の現象ですね。
本当にガラス細工のよう~~!
随分大きくなるのですね。

シモのついでに氷の花(しぶき氷)をご覧に入れますね。
私が何度も泊りに行っている表磐梯のペンション「プチポア」さんのブログです。
  http://petitmn.exblog.jp/
私の大好きなブロガーさんvert さんのペンションブログです。
お暇なとき覗いてみてください。
返信する
シモバシラ (山小屋)
2008-01-24 05:11:24
きれいに撮れていますね。
私の時より大きくなっているようです。
たくさんあったここと思います。
昨日の雪でしばらくは見れないかも知れません。
高尾山には花もたくさんあります。
今度はスミレの頃、如何ですか?
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シモバシラ (とんちゃん)
2008-01-24 07:49:13
シモバシラの氷花を実際にごらんになったんですね。
私も一度はこの目でと思いつつ実現にいたりません。
高尾山便りはおみやさんのところで毎回楽しませていただいてます。
一年を通して見所満載の高尾山は東京都の誇りですね。
氷花を見られて今年はいいことがたくさん訪れそうですよー
特級品のシモバシラを見られましたね。
返信する
naoママさん~とんちゃんへ (おみや)
2008-01-24 08:58:00
お早うございます。シモバシラの素晴らしい写真が撮れて本当に良かったですね。写真の一枚、一枚がどの辺りで写しているのかよーく解ります。
私のページまで紹介していただいて有難うございます。
3月頃からスプリングエフェメラルの花たちが沢山咲き出します。これも楽しみですよー。

とんちゃんへ
大変失礼なことをしてしまって何時も気になっています。
事情があってコメントは残せませんでしたが、何時も見させて頂いてます。
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non_nonさんへ (naoママ)
2008-01-24 13:37:41
いつもソースを使わせていただきありがとうございます。
この「高尾山」登山の日は雪が心配されましたが、幸い降らずに済み、この「シモバシラの氷花」がある所まで行く事ができました。
その代わり、昨日の朝に思いがけずに降り出して、一時は我が家の庭も真っ白になりましたが、すぐに雨に変わり、淡雪のごとく消えてしまいました。

北海道は「爆弾低気圧」通過のようで大荒れですね。
被害がありませんようにとお祈りしております。
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☆紅さんへ (naoママ)
2008-01-24 13:44:32
「シモバシラの氷花」は、二つと同じものがない”自然の作った芸術品”だと思います。
冷えるとどんどん大きくなり、雨や雪で消えてしまう事もあるようです。
去年は暖冬であまり見られなかったと聞きました。

ご紹介いただいたペンション「プチポア」さんのブログの氷の花は随分ダイナミックな自然の造形美ですね。
今晩又ユックリとお訪ねしたいと思います。
いつもステキなステキなブロガーさんをご紹介戴きありがとうございます。
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☆山小屋さんへ (naoママ)
2008-01-24 13:52:37
お陰様で、憧れの「シモバシラの氷花」を見ることが出来ました。
ありがとうございました。
現地は17日に降った雪が少々残っていましたが、幸い氷花も辛うじて残っていました。
大分踏み込まれて、崩れたものもありましたが・・・

尾根の道は霜が溶けてグチャグチャで、北側のこの巻き道を歩く人の方が多くて、野次馬も加わって、大きな氷花のある所は撮影も順番待ちでした。
男性カメラマンが多くてビックリしましたよ。
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☆とんちゃんへ (naoママ)
2008-01-24 14:03:37
ハイ・・・
「シモバシラの氷花」をやっと見てきました。
来月早々、又パースに出かけますので、この日がラストチャンスだったと思います。
ここ一番のお花や紅葉、そしてこのような自然を見る時期の把握は本当に難しいですよね。

「高尾山」は小学生の遠足から、ファミリー登山、そして陣馬高原までの縦走など、あらゆる年代の人々が楽しめるエリアです。
以前は三鷹に住んでいたので、まだ小さかった息子を連れて良く行きました。
近年は固有の「高尾スミレ」が咲く春に行く事が多くなりましたね。
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☆おみやさんへ (naoママ)
2008-01-24 14:12:48
この「シモバシラの氷花」はおみやさんのお陰で知る事ができ、そして見ることができました。
ありがとうございます。
そんなおみやさんを知ったのは確かとんちゃんの所だったと思います。

高尾山の稲荷山コースの見晴らし台から多摩丘陵が見えました。
案内板には「南大沢」と書かれていて・・・
おみやさんのお宅はアノ辺かな~~と、仰ぎ見てきましたよ。

新緑の美しい春の高尾山は大好きです。
これからも色々教えて下さいね。
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