花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

山のお天気と「九州・鶴見岳」

2011年07月31日 | 旅日記
新潟・福島両県を襲った記録的な豪雨も、ようやく峠を越えたようですね。
今朝(31日)、新潟市の万代橋からのTV中継では青空が広がっていました

それにしても今年の東日本は、地震と豪雨のダブルパンチで、
自然界がまるで牙をむいたように襲い掛かってきて恐ろしいです

被害に遭われた皆さまには心からお見舞いを申しあげます。

豪雨のニュースに不安となり、「立山三山登山」をキャンセルした私たち・・・
行く前の緊張感がプッツンして気落ちし、ドット疲れてしまいました


本来なら立山の室堂から雄山~真砂~別山と縦走し劔御前小舎まで行くはずだった30日は
朝の散歩に出る気力も無く、午前中はぼぉ~と過ごしました。
(午後からは父の施設に行きましたが)

立山・室堂のライブカメラの画像情報を見て、ガスで覆われ何も見えない風景に
「行かなくて良かった」と納得したのですが・・・
気分的に消化不良と言うか?欲求不満と言うか?

「山は逃げないけど、私の体力はドンドン逃げて行く」という焦りもあって、
空しい気持ちになりましたね。

一緒に行く予定だったHさんは昨日の朝、眩暈に襲われ薬を飲んだそうです
思考力も無くなったので、気持ちを立て直すためにお嬢さんと
温泉&お食事&カラオケで弾けてくると言っていました。

いぃなぁ~、いぃなぁ~
付き合ってくれる身軽で優しい娘さんが居て羨ましぃ~と、ひがんでいた私です


落込んでダラダラ過ごすよりは、朝の散歩をした方が気分爽快になる・・・
今朝、梅雨寒のような涼しい中をカメラを抱えて歩いたら、
月見草の群落に出会いました
雨で花弁が濡れていました。

この先いつまで元気に歩けるか
母の姿をずっと見ていますから、「老いると言う事」がどういう事か予測できます。
私の年齢からいっても、もうそんなに時間的余裕があるわけではありません

元気で居られる一日一日を、無駄に過ごさぬようにしなくてはと思っています。

もうコスモスが咲いていました道端にはイガグリも!秋間近?

このまま秋に突入はないですよね~

散歩から帰ってきて室堂のライブ画像を見たら(未練がましい私です)
前日より視界が広がっていましたが、山の中腹まで雲が垂れ込めていました。

でもナント、キャンセルした「劔御前小舎」のホームページには
「7月最後の日曜の朝は久しぶりに青空が広がり、劔岳が見えています」と記されている
雨雲が小屋よりも下だったのでしょうか(大雪山を縦走した時がそうでした)
山の天気はサッパリ判りませんね~

晴れていたのに登らなかった「山」があります


今年の4月に旅した九州の「由布岳」です。
ご覧の通り、湯布院の駅前通りから綺麗に見えていました。

今考えると「惜しい事をした」と思っていますが・・・

九州旅行「鶴見岳」(4月14日)
本来ならば「立山・夏山紀行」となるべきところ、天候不良にてキャンセルしましたので
急遽、春に旅した「九州の山」のご紹介と致します。

恥ずかしながらこの「九州・やまなみハイウェー旅」も、
1日目「長者原高原」、2日目「久住山登山」、
3日目「阿蘇」、4日目「黒川温泉」で中断したままでした


さて前日「黒川温泉」温泉三昧を楽しみ、すっかり湯疲れしてしまった私
(何しろ一日に5ヶ所の温泉に入りましたものね)
翌朝は9時に宿を出て、別府方面に向いました

この日登る予定だった「由布岳」が車の正面に見えてきました

豊後富士とも言われ、その姿は優雅で美しいの一言です。
標高1584mの独立峰で、東峰と西峰の二つのピークを持っている双耳峰。
標高差800mの登りがいのある山と聞きました。

こんなにお天気が良いのに登れないなんて・・・
「大分空港の近くにあるのだから、最初の日に登るべきだったと思う」
「黒川温泉で身体がふにゃふにゃになってからの登山だなんて、スケジュール的に変!」と
思わず計画を立てた夫に文句を言いましたわ


「由布岳」はコンディション的に無理と諦めて、行った先は別府温泉の西方にある「鶴見岳」です。

別府高原駅から山頂まではロープウェイが運行していて、およそ10分で山頂駅に登れます。。
鶴見岳ロープウェイの別府高原駅前公園では丁度が満開で、とても綺麗でした

大型ゴンドラからは別府湾が一望。およそ10分で標高1300mの山頂駅です。


山頂駅からは、九州の屋根と言われる「九重連山」が見えました。


最初の日に泊まった「西鉄・長者原ホテル」の目の前が「三俣山」でした。
二日目に歩いた「久住山」はその向うでしょうか・・・?

山上広場には、鶴見山上権現一の宮や展望台等があり、パノラマの絶景が楽しめました。


七福神が並ぶ遊歩道を、頂上に向かって登って行くと、
存在感の有る「由布岳」が目の前に現れました。

深田久弥がこの「豊後富士」を百名山に選ばなかった事を後悔したと言う山容は
ほぼ直登の、登りがいのありそうなお山でした。


およそ15分で電波塔が賑やかな、標高1375mの「鶴見岳・頂上」です。
ザックも登山靴も無しで、カメラだけを抱えて簡単に登ってきました。


春霞にけぶった「別府湾」を望みながら、一周40分の遊歩道を下り
ロープウェー駅に戻りました。




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24 コメント

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これから計画を.. (地理佐渡..)
2011-08-01 07:32:34
おはようございます。

確かに残念ではありましたが、
やはりすでにご理解されてい
ますように、先週末の様子で
は危険が伴いましたから、
大変な目に遭わなくて良かっ
たとあきらめて..(笑)。
で、元気よく次はどうするな
んてお仲間と相談されて下さ
い。

ただ、今年の夏はどうも変な
のかも知れないとうすうす感
じています。あの雨を降らせた
前線は夏の高気圧の勢力伸長で
消えてくれればよいのですが、
どうもそうでは無さそうです。
下手をしますと天候不順な夏
がこれから待っているかも知
れません。もちろん歓迎はしま
せんが、地理佐渡はいやな予感
を感じています。

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こんにちは♪ (mako)
2011-08-01 10:02:20
体力の低下とともに病院通いが増えて
本当に嫌になります。

今しか行けない所が沢山あると思うし・・・。
山は無理でも、金比羅山には何とかですが山寺は途中断念(笑)

もう一度チャレンジしたいとは思っているのですが・・・。無理かなぁ~
返信する
おはようございます (eko)
2011-08-01 11:22:46
諦めきれない気持ち解ります。
体力が落ちてきて、時間に追われる気持ちも。
お友達とやっと作った機会だったのにね。
でも、まだまだ大丈夫ですよ。3月11日の余震は完全に収まったわけでなし、大黒柱のnaoママさんを誰かが守ったのかも知れませんね。

夫の衰えに、だんだん縛られてきているので、今までのようには行かない私です。
それでも、出来る限り生活をエンジョイしたいとおもっています。

ブックマーク変更していただき有難うございました。失礼なこと、申し上げたかも知れません。お許しください。
返信する
こんにちは・ (ころん)
2011-08-01 19:44:45
あきらめきれない立山室堂から三登山・
いまシーズンは最高でしょうね。
山の天候は怖いです・・
次回の計画楽しんでください・


立山室堂は、息子と二人旅で一度行きました。
チングルマが咲く丘を見たいものです。
チングルマが終わりでしから~

黒部鉄道も絶景でした。
ここは秋紅葉の頃はいいでしょうね。
返信する
☆地理佐渡さんへ (naoママ)
2011-08-02 00:13:18
新潟・福島両県に豪雨をもたらしたアノ前線、消えそうも無いですか?
本来なら一番暑いこの時期ですが、今日もこちらは涼しい日和でした。
しのぎやすいのは良いのですが・・・
これではお米や畑作が心配になりますね。

雨の中の登山はやめて正解なのですが、何だかガックリと来ています。
友人がとても忙しい人で、さらに実のお母様をショートスティに預けないと出られない環境にあり・・・
中々次のスケジュールが組めません。
そんなこんなもあり、気持ちの転換が上手くできないでいます。
もっと簡単な気軽な山登りを考えますね。

返信する
鶴見岳 (山小屋)
2011-08-02 05:12:27
おはようございます。
昨夜、無事に帰還しました。
海も静かで道路も空いていました。

立山、残念でしたね。
でもあのくらいの山ならまだまだチャンスがあります。
立山は秋の紅葉もきれいです。
ぜひ、またプランニングしてみてください。

私が由布岳に登ったのは4月28日でした。
naoママさんのほうが少し早かったようですね。
由布岳の登山口から鶴見岳がよく見えました。
由布岳もゆっくり登ればまったく問題ありません。

山は決して無理してはいけません。
無理すると楽しみが苦しみになります。
これからも自分に合った山を選んで登ってください。
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☆makoさんへ (naoママ)
2011-08-02 05:44:24
この春、仕事を辞めてから日々体力が衰えて行くような気がします。
人間、身体も頭も使わないと駄目ですね。

金比羅山は私もまだ行っていません。
山寺は、50代に月山登山の帰りに寄り、上まで行きました。
アノ近くで食べた山芋蕎麦が美味しかったのを覚えています。

30代の時、腸閉塞で一ヶ月入院、手術がもう数分遅れたら命が危なかったといわれました。
「人間、明日の命の保障など何もないのだ」と悟り、今を大事に生きようと思いました。
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☆ekoさんへ (naoママ)
2011-08-02 06:03:08
昨夜も揺れましたね。
今度は駿河湾、東海地震の不安が募ります。

立山行きは取り止めて正解だったのですが、何だかガックリきてしまいました。
身体への負担を考えれば、そろそろハードな山はスパッと諦めるべきかと思います。
そのための「カメラ教室」なのですよ。
”登るのをやめて、写すほうへ”
でもまだまだ未練があるのですね。

去年は両親のことでバタバタして、山どころかどこにも行けませんでした。
親のことで忙しくしているうちに、気がついたら自分と伴侶が老いて病院通いの予感
もう先延ばしが出来ない年齢になりましたね。

ブッグークの事はこちらこそ失礼しました
返信する
☆ころんさんへ (naoママ)
2011-08-02 06:15:04
立山は主人とも登ったことがあります。
そして一昨年の丁度今頃、友人と行き、室堂や弥陀ヶ原の一面に広がるお花畑を楽しみました。
モチロン、チングルマの大群落も見られましたね。
温泉もある良い所です。
でも・・・
雨やガスとなったらもうお手上げですね。

今回は諦めて正解だと思っていますが、体力が日々衰えていく年齢だけに「焦り」が出てしまいました。
そろそろ「山登り」から「山写し」へ転換する時期が来たのでしょう。

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☆山小屋さんへ (naoママ)
2011-08-02 06:39:04
佐渡から無事にお帰りになったようですね。
お天気もようやく回復してきましたが・・・
この涼しさはまだ「オホーツク海高気圧」の影響でしょうか?

去年は母親の入退院があり、目が離せない状態でどこにも行けませんでした。
ですから、雄山~大汝~富士の折りたては主人と登った事はありますが、
「劔を間近に見たい」と計画を立て、久しぶりの夏山を楽しみにしていました。
でも・・・
この九州旅行のあとに腰を痛めたので、山の神様から「無理しては駄目!」と言われたような気になりました。

体を考えたら、ハイキングはともかく、山はそろそろ諦めどきなのかもしれませんね。
そう感じたからこそ、今回行けなくてガックリきたのだと思います。
頑丈に鍛えられた山小屋さんが羨ましいですよ。
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