やっと、やっと、サクラが満開になりました。
今年は開花宣言が出てから満開まで2週間もかかりましたね。
早速4月4日の土曜日、山梨県北杜市武川町の「実相寺」境内にある「山高神代サクラ」を見てきました。
このサクラは樹齢2000年ともいわれるエドヒガンの古木・・・
1922年に、桜として初めて国指定の天然記念物となりました。
山高神代ザクラは、福島県の「三春の滝桜」、岐阜の「根尾谷の薄墨桜」と並んで 、「日本三大サクラ」と呼ばれています。
隣に添うように咲いている樹齢500年の子供の神代サクラをアップで撮りました(親ザクラは遠すぎて写せません)
親よりも少し色が濃い感じです
樹齢2000年の「山高神代ザクラ」をマウスオン・クリックで、三方からの画像3枚をご覧下さい
柵に沿ってグルリと鑑賞できるようになっています。
昭和34年8月、台風7号が武川村を襲い、死者13名、行方不明10名という痛ましい被害をもたらしました。
この台風で、神代ザクラの主幹が折れ、すっかり樹形が変わってしまいましたが、それでも春になると健気に花を咲かせていたとか・・・
ところが高度成長期の車の増加による影響などで急速に樹勢が衰え、昭和59年には杖のような櫓を設置、その後も土壌の入れ替え工事などが進められているそうです(北杜市教育委員会のパンフレットより)
今このサクラのタネが、「国際宇宙ステーション」に乗り地球の周りを飛行しているそうです。
約6ヶ月の飛行遊泳の後、今年の5~6月に帰ってくる予定。
地球に戻ったタネはどんなサクラを咲かせるでしょうか・・・
「夫婦お互いのスケジュールが空いている土日に、山高神代ザクラと周辺のサクラを見て温泉に泊まり、翌日は飯盛山をハイキング」
我が家のお花見はこのような計画を立てました。
ところが5日の日曜日の天気予報がイマイチだったので泊まりは諦め、急遽ご近所仲間と一緒の「山梨日帰り・サクラ見物ツァー」となりました。
朝、5時半にご近所仲間のW夫妻が出してくれた7人乗りの車で、横浜の我が住宅街を出発。
ひたすら16号線を八王子まで北上し、中央高速道路・八王子インターから山梨を目指しました。
9時過ぎに、北杜市武川にある「実相寺」に到着。
南アルプス・甲斐駒ケ岳の威風堂々とした姿をバックに、サクラのピンク色とスイセンの黄色が鮮やかな「実相寺」の景観が見事でした
塀の外から写した画像ですが、一番左側に杖で支えられている樹齢2000年の「山高神代ザクラ」が見えています
早起きをして、はるばる横浜からやって来ただけの価値は充分にある美しさです。
ETCカード使用車は、土日の高速道路がどこまで行っても1000円という麻生政権の思いつきサービスの現場にも興味がありました
渋滞覚悟で出かけましたが、八王子バイパスから八王子インターに入る時に渋滞があっただけで、案外スムースに走行、途中一回サービスエリアに寄り須玉インターで降りました。
高速道路代は本当に1000円
そして無事に実相寺周辺の駐車場に到着です。
日本の車のナビゲーションシステムの威力も素晴らしいですね
こちらが「実相寺」の山門、ここから入ります。
いつでも見学は自由で、特に拝観料もかかりません(周辺の駐車場は500円)
ご近所仲間とのお花見は3月31日(火)に「大岡川お花見クルーズ」の予定でしたが、肝心のサクラが2分咲き程度で取り止め・・・
ならばと、ご近所仲間3夫婦6人で行った「山高神代サクラ」見物。
タイのチェンマイから引き揚げてきたOご夫妻も一緒です。
境内には、有名なサクラの子孫が植えてありました。
こちらは「身延山久遠寺のシダレザクラ」の子孫です。華やかですね~
こちらはここの「山高神代ザクラ」の子孫だそうです。
青空に優しいピンク色が映えて春色に溢れていました
そのアップです
樹齢2000年のご先祖様はもう白色に近い雅な色ですが、子孫はまだまだ元気な可憐な色合いです。
こちらは三大サクラの一つ、岐阜県根尾谷の「薄墨桜」の子孫だそうです。
ヤマザクラのような楚々とした美しさのサクラですね。
この近くにもう一つの三大サクラ、福島県三春の「滝桜」もありました。
こちらは色が濃い目のベニシダレでしょうか・・・
画像を撮りそこなったのが残念です。
他に山形の「久保ザクラ」もありました。
身延の「シダレザクラ」と合わせての5大ザクラの勢ぞろいのようです。
これらを眺めてから、最後に樹齢2000年の杖を付いた仙人のような「 山高神代ザクラ」の周りをグルリとまわります。
精霊が宿っているような老木の風格があり、この姿でまだ花を咲かせている命の強さに心が打たれました。
こちらのアップは支えるように咲いている神代ザクラの子供です。
この下で、主人のカメラで記念写真を撮りました。
奥が国指定の天然記念物「山高神代ザクラ」、手前が子供の「神代ザクラ」です。
このサクラの前で、この木の実生から育てた苗を売っていました。
1mちょっとの大きさで3年物、値段は1500円。花を咲かせるまであと5年くらいだそうです。
「今は元気にこうしてサクラを見に出かけられるけど、後10年もしたら遠出は無理、我が家近くでお花見を楽しもう」と、女3人の意見が一致して共同でこのサクラの苗を1本購入しました。
それを翌日の日曜日に男性3人が植えました。
さぁ~どこに植えたのでしょうか、内緒内緒のお話です
私たちは1時間半をかけてゆっくり「実相寺」のサクラを見学しましたが、我々が駐車場を出る頃には、車の大渋滞が始まっていました。
臨時駐車場のスペースは500台あるそうですが、土日にお出かけの場合は9時頃までに行くことをお勧めします。
2000年の桜ってすごいですね。どのさくらも大木ですばらしいです。
やっぱり、実物を見ておくべきだったと、ちょっぴり後悔です。
でも、こうしてブログで紹介していただけ、画像で見られ、
ブログやってて良かったです。
有難うございました。
たくさんの杖に支えられ、辛うじてお花を咲かせていました。
美しいというよりも、その崇高な姿に心打たれます。
山梨県は首都圏から案外近くて、良い山がたくさんあり、私も日帰りで良く行きますよ。
ekoさんも行ける機会がきっとあるかと思います。
日本三大桜と呼ばれだし、人々の注目を集めだしたのも近年かと思いますが・・・
4年前に行った「三春の滝桜」もサクラの精が宿っているような素晴らしいものでした。
青春18切符が1枚余っていたので、それを使いました。
中央線の日野春駅から歩いて1時間くらいでした。
それぞれの子孫もだいぶ大きくなったようですね。
韮崎にも「ワニ塚のサクラ」という大きな木があります。
韮崎駅からバスがでていたのでここにも寄ってみました。
車だったら、寄れたかも知れませんね。
根尾村の淡墨桜は能郷白山に登りに行った時みました。
夏だったので、葉桜でした。
今度からここに行けば三大桜がみられるようです。
天気も晴れていたようでよかったですね。
私は今年の春は忙しくて、近所の桜で我慢です。日ごろ気にも留めていないところにたくさんの桜があるものなんですね。お花が咲いて初めてこの木が桜だったと思い知らされる感じです。でも、死ぬまでには三大桜を見たいなぁ~と思っていますよ。
咲くまでが長かった今年の桜ですが、今週中にはあっという間に散りそうですね。
ついでに足を伸ばして高遠の桜まで。
ロケーションがイイですね。近くの畑に小猿もいましたよ。
樹齢2000年山高神代桜の風格ある姿が見事です~~。
はい、3年前にこの桜に会ってきましたので懐かしい思いでした。
帰りにワニ塚の桜を見て、堪能しましたことを思い出しました。
相変わらず、優雅なこの容姿、柔らかな薄桃色が素敵ですね。
このたたずまいに時を超えて素晴らしさを感じています。
子孫の桜さんが綺麗なお花をいっぱい咲かせて歴史をも感じます。
naoママさまのお言葉のように、桜は神社仏閣に似合いますね~、
それにモミジも。。。
私、今年は近間の桜で我慢しておりましたが、このように見せていただけて嬉しいです。
来年はぜひ行って計画をたてて行ったみたいです。
大刺激されました。(嬉)
いつもですが、綺麗な画像と爽やかご説明にうっとりです。
あぁ~、目が喜んでいます。ありがとうございました。
1000円でこんな素敵な時間を過ごせるなんて麻生さんも捨てたもんじゃないですね。
私の息子のブログで(横浜在住)弘法山へお花見に行って温泉に入って帰ってきた記事を読みました。彼らは車ですがnaoママさまとおなじコースのようで嬉しくなりました。
甲斐駒をバックに水仙と桜に囲まれた実相寺の写真が素敵ですね。
5大桜が揃っていることも初めて知りました。
早朝に着かれて、桜を堪能した皆さん!
naoママさんも山は行けずとも、充分歩き回られたでしょうね♪
真後ろにそびえる甲斐駒ケ岳が素晴らしい!
ここは日本の銘木、桜の子孫が息づいているんですね。
話しに聞く岐阜の薄墨桜も、是非見たいものですが…
以前、久遠寺の桜はツアーで行って~~すっかり終わってました(笑)
こども達が元気に成長して、人々に夢を与えてくれるでしょうネ
春うらら・・気持ちのよい日が続きますね
桜見物には絶好な桜日和です!
神代桜、さすが歴史を感じさせる貫禄ある桜ですね
甲斐駒ケ岳の見事な勇姿とで・・立派です!
日本三大桜、未だ何処も行っていません
福島なんて近いのにねぇ~
中々花の時期とのタイミングが合わないようで・・
ETC、私は土日祭日のお出掛けは余り無いですから何処までいっても1000円は余り使う機会はないかと・・
その代わり早朝割引はよ~くお世話になっています