名古屋にある母校・県立旭丘高校の図書館主催の教養講座で話をするよう依頼されたので、およそ40年ぶりに母校を再訪することになりました。
名古屋駅からJR中央西線に乗り、大曽根で下車しました。東京で使っているSuicaで乗れるなんて、夢みたいな話です。
大曽根駅南口はマンションの1階でした。40年前は、どんな駅だったか?普段は中央線(当時は「国鉄」!)を使っていなかったので、記憶にありません。
さて、母校へ行く前に、ぜひ行ってみたい場所がありました。私が幼少の頃、ほとんど毎日「汽車」を見て育った場所、言ってみれば、「わが鉄道人生発祥の地」(笑)です。実は、旭丘高校とは目と鼻の先なのです。
雨にもめげず、傘を差しながら、線路沿いに南へ向かいます。数分で、古出来町から西へ延びる大通りに出ると、線路の西側に南北に延びる小さな通りがありました。
それが大松通りで、その西側(線路と反対側)にわが家があったのですが、今は小学校が建っています。その小学校建設のために、立ち退いて、自由ヶ丘へ引っ越したわけなので、そこで過ごしたのは5歳の頃まででした。
記憶を辿って、家の跡地である小学校から、当時のように中央線の線路へ向かいました。
大松通りを渡り、小道を進むと、中央線の踏切があったのです。半世紀前は、単線非電化。客車も貨車もD51(デゴイチ)形蒸気機関車が引っ張っていたのです。今は、踏切はなく、掘割の中を走り、複線電化路線です。運良く、貨物列車がやってきました。
デゴイチの後継機EF64、しかも重連でした。当時は黒い有蓋車や無蓋車が長々と連なっていましたが、今はコンテナです。そして最後尾に車掌車はなく、何か尻切れトンボですね。
こうやって貨物列車を見送ったことには変わりありません。ただし、見下ろすのではなく、見上げていましたね。目線が違いました。
これだけでも満足なのですが、もう1本、電車がやってくるのを、北隣の陸橋から待ちました。
半世紀後の今日では、10分に1本くらいの割合で電車がやってきます。変われば変わるものですね。
古出来町へ延びる大通りです。半世紀前は大きな踏切でした。
立って回想にふけっていたら、そういえば、汽車の背後にはお寺と木立があったなあと半世紀ぶりに記憶が甦ってきました。不思議なものですね。
さて、約束の時間が近づいてきたので、母校へ向かいます。つづく
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