nodatchのブログ

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全線が国登録有形文化財となった天竜浜名湖鉄道の旅(2)

2010-12-13 10:04:00 | 国内の鉄道
三ケ日駅から乗車した団体列車は、さらに先へ進みます。

天竜浜名湖鉄道は、浜名湖畔を通る以外は平坦な田園地帯ばかり通るのかと思っていましたが、結構山深いところを通ったり、森の中を抜けたりと車窓を楽しませてくれます。

宮口で列車交換をしたあとは、遠州鉄道との乗換駅・西鹿島を経て、天竜川を長大な鉄橋で渡ります。

今度、鉄橋を渡る列車の「撮りテツ」をしてみたいですね。なお、この橋梁も登録有形文化財になっています。

さて、列車は、天竜二俣駅に到着。団体列車は、この駅が終点でした。

天竜二俣駅は、天竜浜名湖鉄道の拠点駅で、車両基地があります。プレスツアーでは、その見学もできました。駅の裏手に行きますと、まずSL時代に使われた給水塔(正式には、高架貯水槽といいます)が目に入ります。

その先に、運転区事務室があるのですが、何とも趣のある建物です。各地の車両基地の建物は、平凡なコンクリート造りのものが多いだけに、これは貴重な存在ですね。

そして、車両基地のメインである、転車台(ターンテーブル)と扇形車庫です。



ターンテーブルは、SL列車の走っている津和野、人吉、水上、三峰口にもありますが、どちらも扇形庫はないし、扇形庫もある会津若松や京都梅小路のものはコンクリート造りでしたから、ここの木造扇形庫は貴重な存在です。ディーゼルカーを転車台に載せての「回転実演」は、週末には一般公開もしていますが、たまには本物の蒸気機関車をのせて欲しいですね。近くの大井川鉄道やゆかりのC58が走っている秩父鉄道のSLを借りるとかできないものでしょうか?無理を承知で、ファンとして要望しておきましょう。


天竜二俣駅は、ホームや駅舎も有形文化財ですし、構内には、保存車両(ゆかりのキハ20と縁もゆかりもないはずの20系寝台車)も置いてあり、いつまでいても飽きない駅です。しかし、ツアーでしたから、時間の都合で、鉄道とは関係のない次の目的地へ向かいました。

<関連情報>
天竜浜名湖鉄道の公式サイト

<鉄道旅行の参考文献です>
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