nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

七夕の出会い~SL列車のすれ違い

2014-07-07 10:34:00 | 国内の鉄道
7月7日は七夕。織姫と彦星が1年に1回出会う話で知られています。それにあやかって、ここ数年、JR上越線で2つのSL列車がすれ違うイベントが行われているのです。今年は7日が平日なので、7月6日(日曜)に行われました。2つのSL列車とは、蒸気機関車D51形+旧型客車の「SLレトロみなかみ織姫」とC61形+青い12系の「SLみなかみ彦星」です。








午前9時47分に高崎を出発したD51「織姫」は水上で方向転換の後、13時25分に水上を出発。お昼前(11時52分)に高崎を出発したC61「彦星」と後閑~上牧(かみもく)ですれ違う予定でした。出会いの場所は、例年決まっているようで、現地に到着すると、すでに多くの撮り鉄や地元の人たちが、その瞬間を待っていました。今回は、知人の案内によりメディア関係の同業者4人で渋川駅からレンタカーでD51を追いかけながら現地に赴きました。

さて後閑駅を出発する汽笛が響いてC61「彦星」がやってきます。絵になる築堤にさしかかったのですが、D51「織姫」は遅れているのか左側から姿を見せません。

ファインダー越しにC61を追いかけていると、民家が集まっているあたりで、ようやくD51「織姫」がやってきてすれ違い。前の方の「撮り鉄」は家が邪魔して「撃沈」した者多数だったようでした。


一瞬の逢瀬が終わったD51「織姫」は高崎へ向けて走り去って行きました。


まあ、リスキーな撮影ですからやむを得ないですね。毎年このイベントに来ている人の話だと、2勝3敗とか言っていましたね。今年は「負け」です。

さて、逢瀬前に高崎から水上へ向かったD51「織姫」の雄姿を何枚かご紹介しましょう。






「決定的瞬間」の写真は何とか撮れたといった出来でしたけれど、2つのSL列車を何回も堪能できましたし、高崎へは長野新幹線E7系乗車、帰りは大宮まで「リゾートやまどり」乗車といったおまけもあったので充実した1日でした。