徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「愛してるよ、カズ~小児がん・命の記録~」

2007-09-03 18:24:57 | テレビ
 昨日の深夜、熊本朝日放送で放送されたドキュメンタリー番組「愛してるよ、カズ~小児がん・命の記録~」には衝撃を受けた。見たあと、しばらくは涙がとまらなかった。このドキュメンタリーは長崎文化放送が制作し、今年の3月に放送されたそうだが、反響を呼んで既に何度か再放送されているらしい。
 長崎市に暮らす光武さん夫婦の長男、かずさ君は2歳の時に小児がんを発症。昨年1月、「余命2ヵ月」と宣告され、両親は治療をあきらめ、息子にたくさん楽しいことをさせてやろうと、残された時間を全力で生きる道を選択するところから始まる。そして12月9日、かずさ君が天に召され、彼がだびに付された日、彼が名前を付けた妹が生まれるという感動的なラストで終る。その間の壮絶な闘病生活。親子の濃密な愛情。けなげなかずさ君の生き様が胸を打つ。それは、どんな映画やドラマもかなわない圧倒的なリアリティーで迫ってくる。人間の「生」と「死」そして「命」について考えさせる秀逸な番組だと思う。できることなら、もっと早い時間帯で再放送を望みたい。