徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

人事も経理も中国へ

2007-09-04 14:10:24 | 時事
 昨夜のNHKスペシャル「人事も経理も中国へ」によれば、製造業では続々と生産拠点を中国へ移してコストダウンを図ってきた日本企業が今、人事や経理などの間接部門の仕事までも次々に中国へ移しているという。既に中国に間接部門業務を移した日本企業は2500社に上るというのだ。これがどんどん進むと、極端な話、会社には日本人はひと握りの経営層だけしかいらないということになる。企業にとってたしかにコストダウンは重要な課題であることは間違いない。しかし、そのために日本人の職場がどんどん外国人に奪われていくというのはどうなんだろう。日本人の幸せとは無関係なところで企業だけが繁栄するというのは、ありうべきことなんだろうか。企業の存在意義っていったい何なのだろう。若い頃学んだ松下幸之助や石橋正二郎らの経営理念をもう一度読み直してみたい。