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大阪で開かれている世界陸上の男子50キロ競歩で日本の山崎勇喜選手が競技役員の誘導ミスにより、途中棄権扱いになるという前代未聞の出来事が起こった。関係者によると、この大失態は起こるべくして起こったもので、他にも報道されていない不手際は数知れないという。どうも運営組織そのものがいい加減で、指揮命令系統もハッキリしていないらしい。テレビを見ていても織田裕二のハイテンションの割にはスタンドはガラガラで、何だか変だなという気はしていた。日本にはオリンピックやワールドカップなどの運営経験があるので、たかが陸上となめてかかっていたのではないか。こんな恥を世界にさらしていたんじゃ大阪にはもうオリンピックも来ないだろうし、2016年にオリンピックを再度招致しようとしている東京にも影響が出るのは間違いないだろう。1964年の東京オリンピック運営に裏方として関わった一人として寂しいかぎりだ。