徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

熊本とエクサンプロバンスの縁

2018-09-24 17:51:23 | イベント
 熊本市の市政だより10月号が届いた。最終ページに10/1~31のひと月にわたって行われる「くまもとフレンチウィーク」というイベントが紹介されていた。日仏交流160周年を記念するイベントだという。熊本市はフランスのエクサンプロバンス市と交流都市となっているので、同市との交流事業が含まれている。記事を読みながら「ん?」と気になることがあった。それは記事の中に喜多流能楽師「狩野琇鵬(丹秀)」さんの名前もなければ、能関連の行事もないことに気付いたからだ。
 狩野先生は一昨年他界されたが、そもそもエクサンプロバンス市と交流都市になったきっかけは永年にわたり、狩野先生が続けて来られた能を通じたフランスとの文化交流であり、特にエクサンプロバンス市には「狩野丹秀能楽堂」を寄贈され、度々公演やワークショップなどを行なってこられたからである。2009年にはフランス芸術文化勲章「オフィシエ」を受章、2012年には「ジャンヌダルク600年祭」を記念して、自ら演出された新作能「ジャンヌ・ダルク」を、オルレアン、パリ、エクサンプロバンスで公演された。
 釈然としないので、さっそく熊本市の担当課へ問い合わせをした。今日は休日だったのでまだ回答はないが、明日には何らかの回答があるだろう。


新作能「ジャンヌ・ダルク」フランス公演ポスター


狩野丹秀能楽堂(エクサンプロバンス市)