徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

随兵寒合と「秋の色種」

2018-09-11 20:33:40 | 音楽芸能
 朝晩めっきり涼しくなり、明け方には布団が恋しいほどです。異常に暑い夏が続いたせいか、その落差を例年以上に感じます。
 今週末には熊本市秋の風物詩、藤崎八旛宮例大祭が行われます。昔から、この祭りを境に熊本は急に冷え込んで来ることから、熊本の人たちはこのことを「随兵寒合(ずいびょうがんや)」と言ってきました。確かに幼い頃、父に手を引かれて朝随兵を見に行く時、肌寒さに震えながら行っていた記憶があります。今では祭りの開催日が変動するようになったこともあり、「随兵寒合」を実感することが少なくなったような気がします。今年は「随兵寒合」が少し前倒しになったようです。
 野山へ行くと秋の草花が咲き始めました。この季節になるときまって聞きたくなるのが「秋の色種(あきのいろくさ)」。秋景色を描写したお座敷長唄の代表曲ですが、この映像はその一部「琴の合方」です。


三味線:今藤珠美社中
  筝:下田れい子
 鳴物:中村花誠と花と誠の会
 振付:中村花誠
 立方:ザ・わらべ