徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

菊の節句

2020-10-05 22:07:57 | 伝統芸能
 五節句の一つ「重陽の節句」は旧暦の九月九日。今年でいうと10月25日にあたるらしい。平安時代に中国から伝わった長寿を願う節句で、それを象徴するのが季節の花「菊」であることから、別名「菊の節句」とも呼ばれる。
 菊をテーマにした芸能は数多いが、その中から下記の二つを取り上げててみた。
 一つ目は、能ではおなじみの演目「枕慈童(菊慈童)」。人に永遠の生命を与える菊の霊力をモチーフに、喜多流能楽師・友枝雄人が舞う斬新な映像。
 二つ目は、女の一生を菊になぞらえ、少女から大人の女への成長を、はつ喜月若が踊り分ける舞踊のうち「村娘」の部分。




枕慈童(菊慈童) 友枝雄人



舞踊 長唄「菊」より「村娘」 はつ喜月若