4月11日(水)
毎年春には、お花見の野点を、桜が咲く公園などで実施してきました。
でも、今年は茶懐石を体験しようという話が持ち上がり、
富山市の懐石料理のお店「万惣」へ、TELしました。
すると、「万惣」では、月1回第2水曜日に、高岡市の富山県高岡文化ホールで、
懐石料理をいただきながら説明するという方法で、茶懐石を
提供しているとのことでした。
私たちの教室は、茶懐石など言葉は知っているものの、
先生以外は誰もそのような機会を持ったことがない人ばかりです。
当日、高岡文化ホールの2階和室が、その会場でした。
高岡文化ホールの案内板
私たち7人と、個人参加の方が1人(金沢から来られていました)です。
和室に入ると、座布団が並べられていました。
そして今日のお道具の食器類も一列に並べられていました。
席に着くとすぐにお菓子とお抹茶が運ばれ、おいしくいただきました。
お軸は、「不去花」中尾氏の父、中尾甚平氏の色紙です
中尾甚平氏は、1972年ドイツで開催された世界料理オリンピックで
優勝され、現在も現役で腕を振るっておられる方です。
続いて、中尾甚平氏の子息(「万惣」2代目)が挨拶をされ、
懐石料理の作法や歴史についてお話しくださいました。
並べられたお道具と中尾氏
茶事の解説
まず、1・懐石には、お茶のお点前と同じように細かい作法がある
2・懐石とは、お茶の席で出される食事でのみ使える
3・点心は、懐石を簡潔に提供したもの
4・懐石は禅寺の古い習慣である懐石にその名を由来する
5・一汁三菜
など等、お料理が運ばれる毎に、説明をされました。
今日の献立(最も基本的な懐石料理)
飯 一文字
汁 菜の花
向 桜鯛昆布〆
煮物 貝類の真薯 清汁仕立て
焼物 若竹幽庵焼き
箸洗 松の実
八寸 帆立貝柱 一寸豆
香物 旬の物
湯とう 焦がし
お料理の写真を、順に紹介します。
飯椀(一文字)・汁椀(菜の花)・向付(桜鯛昆布〆)
飯椀と汁椀の蓋を両手で同時に取り、二つを合わせて右横に置く
ご飯・みそ汁を交互に食べる。
銚子と盃が運ばれ、盃にお酒(今回はお茶)が注がれたところで向付の肴に手を付ける
向付は、1菜目
煮物椀(貝類の真薯 清汁仕立て)は、2菜目
煮物は懐石のメインに相当する料理
煮物に続いて飯次(飯器)が出され、各自でお替りのご飯を付ける
汁替えが勧められ、味噌汁のお替りが運ばれる
焼物(若竹幽庵焼き)は、3菜目
焼物は大きめの鉢に盛った料理が回されるので、各自、向付に取り分ける
2度目のご飯と2献目の酒が勧められる
箸洗(松の実)とは、食事の最後に出される小さめのお吸物(湯のみのよう小さなお椀)
松の実と梅肉入りの吸い物
八寸(帆立貝柱 一寸豆)
八寸四方の杉の素木の角盆(八寸という)に、酒の肴となる、海の幸と山の幸を
盛り付けてあり、吸物椀の蓋に取り分けていただく
亭主と正客が1つの盃で酒を注ぎ合う
香の物(沢庵・奈良漬)
湯とう(湯桶)
湯とうには、湯と焦がし(おこげ)が入っていて、柄杓で飯椀と汁椀に入れ
湯漬け(お茶づけ)にする。香の物を1片残しておきこれで椀をすすぐ
器を懐紙で清め、折敷(おしき、脚のない膳)に収める
本来は、食事の最後にお菓子が出されるのであるが、今回は都合で、
最初にお菓子とお薄を頂きました。
遊びとして、おりすえが回され、花の札を引いたKさんに、お軸に掛けてあった
色紙がプレゼントされました。
初めての懐石料理を、とても楽しく勉強させていただいたひと時でした。
☆ 懐石「万惣」☆
富山市上袋60-3 TEL.076-425-8611
毎年春には、お花見の野点を、桜が咲く公園などで実施してきました。
でも、今年は茶懐石を体験しようという話が持ち上がり、
富山市の懐石料理のお店「万惣」へ、TELしました。
すると、「万惣」では、月1回第2水曜日に、高岡市の富山県高岡文化ホールで、
懐石料理をいただきながら説明するという方法で、茶懐石を
提供しているとのことでした。
私たちの教室は、茶懐石など言葉は知っているものの、
先生以外は誰もそのような機会を持ったことがない人ばかりです。
当日、高岡文化ホールの2階和室が、その会場でした。
高岡文化ホールの案内板
私たち7人と、個人参加の方が1人(金沢から来られていました)です。
和室に入ると、座布団が並べられていました。
そして今日のお道具の食器類も一列に並べられていました。
席に着くとすぐにお菓子とお抹茶が運ばれ、おいしくいただきました。
お軸は、「不去花」中尾氏の父、中尾甚平氏の色紙です
中尾甚平氏は、1972年ドイツで開催された世界料理オリンピックで
優勝され、現在も現役で腕を振るっておられる方です。
続いて、中尾甚平氏の子息(「万惣」2代目)が挨拶をされ、
懐石料理の作法や歴史についてお話しくださいました。
並べられたお道具と中尾氏
茶事の解説
まず、1・懐石には、お茶のお点前と同じように細かい作法がある
2・懐石とは、お茶の席で出される食事でのみ使える
3・点心は、懐石を簡潔に提供したもの
4・懐石は禅寺の古い習慣である懐石にその名を由来する
5・一汁三菜
など等、お料理が運ばれる毎に、説明をされました。
今日の献立(最も基本的な懐石料理)
飯 一文字
汁 菜の花
向 桜鯛昆布〆
煮物 貝類の真薯 清汁仕立て
焼物 若竹幽庵焼き
箸洗 松の実
八寸 帆立貝柱 一寸豆
香物 旬の物
湯とう 焦がし
お料理の写真を、順に紹介します。
飯椀(一文字)・汁椀(菜の花)・向付(桜鯛昆布〆)
飯椀と汁椀の蓋を両手で同時に取り、二つを合わせて右横に置く
ご飯・みそ汁を交互に食べる。
銚子と盃が運ばれ、盃にお酒(今回はお茶)が注がれたところで向付の肴に手を付ける
向付は、1菜目
煮物椀(貝類の真薯 清汁仕立て)は、2菜目
煮物は懐石のメインに相当する料理
煮物に続いて飯次(飯器)が出され、各自でお替りのご飯を付ける
汁替えが勧められ、味噌汁のお替りが運ばれる
焼物(若竹幽庵焼き)は、3菜目
焼物は大きめの鉢に盛った料理が回されるので、各自、向付に取り分ける
2度目のご飯と2献目の酒が勧められる
箸洗(松の実)とは、食事の最後に出される小さめのお吸物(湯のみのよう小さなお椀)
松の実と梅肉入りの吸い物
八寸(帆立貝柱 一寸豆)
八寸四方の杉の素木の角盆(八寸という)に、酒の肴となる、海の幸と山の幸を
盛り付けてあり、吸物椀の蓋に取り分けていただく
亭主と正客が1つの盃で酒を注ぎ合う
香の物(沢庵・奈良漬)
湯とう(湯桶)
湯とうには、湯と焦がし(おこげ)が入っていて、柄杓で飯椀と汁椀に入れ
湯漬け(お茶づけ)にする。香の物を1片残しておきこれで椀をすすぐ
器を懐紙で清め、折敷(おしき、脚のない膳)に収める
本来は、食事の最後にお菓子が出されるのであるが、今回は都合で、
最初にお菓子とお薄を頂きました。
遊びとして、おりすえが回され、花の札を引いたKさんに、お軸に掛けてあった
色紙がプレゼントされました。
初めての懐石料理を、とても楽しく勉強させていただいたひと時でした。
☆ 懐石「万惣」☆
富山市上袋60-3 TEL.076-425-8611
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