ねえ とうさん/作・絵:佐野 洋子/小学館/2001年
こぶしの花が咲いたら、おとうさんくまが、リュックサックに ずっしり おみやげをもって、かえってきました。
ひとばんぐっすりねむったおとうさんに くまの子は、さっそく
「ねえ とうさん、さんぽにいこう」
「ねえ とうさん、てをつないでもいい?」
「ねえ とうさん、かたぐるましてくれる?」
「ねえ とうさん、およいでくれる?」
おとうさんくまは、みんな やさしくこたえてくれます。
くまの子も
「ぼく、とうさんの子どもでうれしいよ。すごく、とうさんらしいもの」
と、とうさんもをとても信頼しています。
なにか事件がおこるわけでもありませんが、おとうさんくまと、くまの子のほのぼのとした交流です。
力持ちのお父さんと、やさしいお母さん、素直なくまの子。うーん できすぎかな?
いま、子育て中のお父さんが ゆったりと子どもに接することができているか考えさせられました。