ねこのさら/作・絵:野村 たかあき 監修:柳家 小三治/教育画劇/2017年
最後のオチ、小さい子にわかるかなあとおもいながらみました。
落語を絵本にしたものですが、版画の絵の味があって、いかにも落語らしい世界。
道具やと茶店のじいさんのテンポよいかけあい、高座で聞いたら楽しそうです。
茶店でネコのお皿、よくみると<えいこらいの うめばちのちゃわん>という逸品。
道具や、とぼけてネコを三両でかい、皿もつけてくれるよう茶店のじいさんにもちかけます。
ネコは、きたない、毛がつく、どろだらけになるとしぶるじいさんを説き伏せて、なんとかネコを買うことにした道具や。いざ、皿をつけてくれといっても、今度はしぶるじいさんです。
道具やもしたたかですが、じつはじいさんのほうが、もっとしたたかだったというオチ。
オチは想像してみてください。
茶店のじいさん、お皿にはこだわっているようで、表も裏も高価そうなお皿がいっぱいです。