目で見てかんじて/ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ 広松由希子・訳/河出書房新社/2019年
色鮮やかなイラストで、”目とかんじること”を幅広くカバーしています。一度に全部読む必要はありませんが、とはいってもどんなことが何が書かれているか通読は必要でしょうか。
・目の構造、視力
・色の見え方
・サインやシンボルマーク
・カメラ、潜望鏡、双眼鏡のほか監視カメラやドローンも
・見えないもの・・空気、重力、暗黒物質、ブラックホール
・ときどき目は、わたしをだます・・だまし絵、カモフラージュ、ミミクリー(擬態)
・ハエやフクロウなど動物のみえかた
・点字のこと
・視覚だけでなく、五感のこと
幅広い反面、ひとつひとつを深く知りたいと思うと物足りなくなるかもしれません。絵本なので目次はありませんが、目的のページを探すのは少し苦労しそうです。
現代のサインやシンボルマークを、古代バビロニア人のサイン、古代エジプト人のサインと並べてみると、驚くほど類似しています。
いろいろな表情の顔、形がちがう眼鏡をかけたおおぜいの人の顔のイラストも楽しい。