どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

オバケやかたのひみつ

2021年08月10日 | 絵本(日本)

      オバケやかたのひみつ/大島妙子/偕成社/2001年

 

 おばけが大好きなマイケルくん。部屋のカーペットはオバケ模様、おもちゃもおばけ、パジャマもガイコツ模様。おまけにこわそうなマスクもいっぱい。

 建築家のパパの部屋で、ほこりをかぶったダンボール箱をみつけました。なかからでてきたのは古いおうちの模型。すっかり気に入ったマイケルが窓辺においておきました。

 満月の夜、おうちの模型に あかりがついていました。マイケルがのぞいてみると、オバケがいっぱいで掃除をしています。指をだしオバケがマイケルの指にさわると、マイケルはちいさくなって模型の部屋にはいるこができました。

 部屋の掃除がおわり、お風呂にはいると、オバケたちはなにやらワイワイつくりはじめました。料理が出来上がると、みんなで食事会です。

 あそびがおわると、オバケたちは「つぎの まんげつのよるに・・」といって、つぎつぎに 空に 飛んでいきました。

 次の満月の夜、マイケルは部屋に入ってきたパパとジュースをのみながら オバケたちを まちます。

 

 パパもちいさいころ、オバケにあったようですよ。オバケやかたのようなおうちの模型には、TOMという名前がかいてありました。

 グレーっぽい絵の色調が続いた後、オバケがでてくるところは、とっても華やかな雰囲気です。