ニャーンといったのは だーれ/ウラジミール・ステーエフ・作 さいごうたけひこ・訳/偕成社/1969年
寝ていたこいぬが、「ニャーン」の声がきになって、なきごえの主を探しはじめました。
こいぬがさがしているテーブルやベッドにねこがいて、そうでなくても読者は誰の声かわかっていますから、こいぬが探す出すものに、ちがうちがうと突っ込みたくなります。
庭のおんどり、階段の下の土からは こねずみ、犬小屋の おおきないぬ、草花のうえのはち、川のさかな、かえる。
はちにさされ、みずでびしょぬれになって いえにかえると まどのところに いたのは?
見たのは2011年改訂版43刷ですが、初版は1969年、ソビエトの作家のものです。50年以上もまえのものですが、絵は古さを感じません。
でてくる動物、その鳴き声もおなじみのものですから親しみがわきます。