すなのおしろ/作・エイナット・ツァルファティ 訳・青山 南/光村教育図書/2021年
浜辺で大勢の人が日光浴。(こんな光景が はやく復活してほしい)
おしろをつくるのが すきな わたし。すなの おしろをつくりました。そんじょそこらにあるお城ではありません。本物のお城で、ドームも塔もあるし、ワニを放し飼いできます。
すぐに世界中から 王さまやお妃さまがやってきました。24時間いつでもでる アイスクリームが好評。
ところが朝食のあたりから雲行きが怪しくなってきました。食べ物がすなだらけ。騎士たちの三種競技のトーナメントも ぜーんぜんだめ。鎧にすなが入っています。温室の貴重な植物も育ちません。王さまの宝箱の鍵穴に すながつまって あけられません。イチジクミルクのお風呂も すなで台無し。
みんなかんかん。
すなの お城だから しかたない。そこで おっきい すなの 玉をつくったら・・。
史上最大の すな合戦が はじまりました。と、いきなり海水が入ってきて 海が ぜーんぶ ながしてしまいました。
それから わたしは?
作者は、浜辺のすなで あそんでいる子どもをみて、想像の翼を広げて描いたのでしょうか。さまざまな人物と衣装、お城の様子、パーティや おいしそうな食事が カラフルです。