どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ワニのクロッカス なにができる?

2023年03月19日 | 絵本(外国)

   ワニのクロッカス なにができる?/ロジャー・デュボアザン・作 こみやゆう・訳/好学社/2023年

 

 スイートピー夫妻の農場は、動物たちの楽園。ワニのクロッカスは、ひがな いちにち、しあわせな きもちで くさむらの やわらかいベッドに ねむっていました。

 そこへ、いぬのココがやってきて、「ぼくは、どろぼうたちが ちかよれないように ほえながら はしりまわっているよ」

 ひつじのウーリィは、「わたしの毛が、セーターやマフラーになるのよ」

 うしのモーリーは、「わたしたち うしは ぎゅうにゅうをあげているわ。ぎゅうにゅうは、のむだけじゃなく、チーズやバターにもなる」

 うまのファニーは、「わたしは、スイートピーさんの 馬車を ひっぱっているし、さくだって とびこえられるんだから」

 あひるのパーサも、めんどりのキャックルも、ねこのキャロットも・・・・。

 でも、ワニのクロッカスは、走ったり、吠えたりできないし、歌も 歌えません。

 「ぼくが できることと いったら、のっそのっそと あるきまわるか、草の中で ねてるだけ」と、落ち込んだクロッカス。

 ところが、スイートピー夫妻が、小川の途中に、大きな池をつくると、クロッカスの出番がやってきました。池の中を泳ぎ回り、そこに水を飲むに来た動物たちを、きつねたちから守ってあげることでした。

 クロッカスは、この農場で もっとも自慢できる、最も大事な動物たちの一員に なることができました。

 

 農場になぜワニがいるのか疑問をもっていると、最後 ちゃんと居場所が 示されます。