十二支のどうぶつ小噺/作:川端 誠/BL出版/2014年
一月は特定の動物が、なぜ12支にはいっていないかなどの昔話を聞くことも多い。
みじかいはなしがあつまって、落語になるという師匠に、こどもが⒓支のどうぶつをネタにだします。
まずは、ねずみ。わかい男が二人で食事をしていると、ねずみがちょろちょろとでてきた。ちょうど手元にあったなべをスパットとかぶせてつかまえ、「どうだ!おおきいねずみをつかまえた」「いやいやみてたが、ちいさい。ほら、しっぽがでている。ちいさいちいさい」「いや、おおきい」「いいや、ちいさい」と、いっていると、なかでねずみが「ちゅう」
これはわかりやすい。
次はうし。牝牛がカリスマ美容師のところに行って「もっときれいになりたいんですが・・・」「わたしにまかせなさい。ほらほら、よだれをふいて、眼やに、とりましょうね」「だいじょうぶでしょうか」「だいじょうぶです。あんしんなさい。さいごには すてーき になりますよ」
ところが、すすむにしたがって、うん? と少し間をおいて?から、ようやく納得という小噺が多くなって・・・。
肩ひじ張らず、洒落とユーモアが楽しめるのが小噺です。
座布団5枚ぐらいかな。
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