どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

十二支のどうぶつ小噺

2018年02月28日 | 絵本(日本)


    十二支のどうぶつ小噺/作:川端 誠/BL出版/2014年


 一月は特定の動物が、なぜ12支にはいっていないかなどの昔話を聞くことも多い。

 みじかいはなしがあつまって、落語になるという師匠に、こどもが⒓支のどうぶつをネタにだします。

 まずは、ねずみ。わかい男が二人で食事をしていると、ねずみがちょろちょろとでてきた。ちょうど手元にあったなべをスパットとかぶせてつかまえ、「どうだ!おおきいねずみをつかまえた」「いやいやみてたが、ちいさい。ほら、しっぽがでている。ちいさいちいさい」「いや、おおきい」「いいや、ちいさい」と、いっていると、なかでねずみが「ちゅう」

 これはわかりやすい。

 次はうし。牝牛がカリスマ美容師のところに行って「もっときれいになりたいんですが・・・」「わたしにまかせなさい。ほらほら、よだれをふいて、眼やに、とりましょうね」「だいじょうぶでしょうか」「だいじょうぶです。あんしんなさい。さいごには すてーき になりますよ」

 ところが、すすむにしたがって、うん? と少し間をおいて?から、ようやく納得という小噺が多くなって・・・。

 肩ひじ張らず、洒落とユーモアが楽しめるのが小噺です。

 座布団5枚ぐらいかな。


この記事についてブログを書く
« そうべえごくらくへゆく | トップ | 地獄に落ちた欲ばりばあさま... »
最新の画像もっと見る

絵本(日本)」カテゴリの最新記事