どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ウオッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう

2022年02月04日 | 絵本(日本)

     ウオッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう/作・中川ひろたか 絵・高畠那生/文溪堂/2020年

 

 名前から外国の方の作品をイメージしてしまいました。

 いまだったら「いえからでないりゆう」の第一は新型コロナですが、何とも心配性なものばかり。だって13もあるのですから。

 「だって、外に出たらドアにはさまれるかも」「柿の実が落ちてくるかもしれない」「おとしあなに おちてしまうかも」「ゆそうちゅうの ぶたが くるまから おちて、こっちに にげてくるかも」

 それだけではないのです。

 「そとにでたら ももたろうが やってきて おにたいじに いかないかって さそいにくるかも」と、空想もひろがっています。

 そんなウオッシュバーンさんのところへ、バラ100本と「おたんじょうびおめでとうございます。ごご7じに はしのうえで おあいしましょう ステファニー」という手紙がついていました。

 ウオッシュバーンさんは、おめかししてお出かけです。

 

 ここでおわったら、「なーんだ 恋人の手紙をまっていたのか!」となるのですが、それだけでは おわりません。裏表紙も意味深です。


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