ウオッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう/作・中川ひろたか 絵・高畠那生/文溪堂/2020年
名前から外国の方の作品をイメージしてしまいました。
いまだったら「いえからでないりゆう」の第一は新型コロナですが、何とも心配性なものばかり。だって13もあるのですから。
「だって、外に出たらドアにはさまれるかも」「柿の実が落ちてくるかもしれない」「おとしあなに おちてしまうかも」「ゆそうちゅうの ぶたが くるまから おちて、こっちに にげてくるかも」
それだけではないのです。
「そとにでたら ももたろうが やってきて おにたいじに いかないかって さそいにくるかも」と、空想もひろがっています。
そんなウオッシュバーンさんのところへ、バラ100本と「おたんじょうびおめでとうございます。ごご7じに はしのうえで おあいしましょう ステファニー」という手紙がついていました。
ウオッシュバーンさんは、おめかししてお出かけです。
ここでおわったら、「なーんだ 恋人の手紙をまっていたのか!」となるのですが、それだけでは おわりません。裏表紙も意味深です。