どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

雪の日のパーテイー

2023年02月03日 | 絵本(外国)

   雪の日のパーテイー/ジル・バークレム・作 岸田衿子・訳/講談社/1996年新装版

 

 「のばらの村のものがたり」のシリーズ。

 

 のばらの村のねずみたちが目をさますと、窓が雪で半分かくれていました。トードフラックス家ウィルフレッドとティーズルの兄弟がみるはじめての雪。子どもたちは、おおはしゃぎです。

 ねずみたちは、みんな働き者ですが、楽しく時をすごすことも忘れません。これなら、雪の舞踏会がやれそうです。この前の舞踏会は、アイブライトおばさんが結婚した年で、おぼえているのは おばさんだけ。

 まずは、きりかぶ倉にふきよせてできた、ふかい吹きだまりに、舞踏会用のホールづくりです。柱は氷、あかりは つちぼたるに ひきうけてもらいます。ごちそうは、みんなの台所から。とっておきの晴れ着すがたで、ホールに集まると、ダンスがはじまりました。

 食べたり、飲んだり、踊ったりパーテイは夜遅くまでつづきました。子どもたちを家につれかえってねかしつけると、大人たちは舞踏会にもどります。

 

 室内装飾、暖炉、テーブル、食器、調味料などが こまかく えがかれ、とても あたたかそうな家。食べ物もおいしそうです。

 子どもたちが イスの上にのって、窓の外にふりつづく雪を眺める後ろ姿は、とっても可愛い。


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