Mars&Jupiter

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ハワード・ハリソンの「デモクラシーの歌」を聴きながら、和田町から横浜まで歩く

2008-02-06 05:42:25 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は星川駅から横浜まで歩きました。
昨日途中で聴いたのは、「デモクラシーの歌」。
1896年生まれのハワード・ハリソンの曲である。
ウォルト・ホイットマンの詩に曲を付けたもので、
合唱と管弦楽による壮大な作品となっている。

教育委員会の100周年と、音楽教育者会議50周年を
祝して1957年に作曲された作品のようで、
詩の内容をみると、崇高な思想がそこにはある気がする。
詩は二つの詩をあわせたもので、そこには「魂の後悔」とか
「民主主義の船」ということばが出るので、
若者、学生たちの旅立ち、船出を思わせる内容だ。

曲はロマンティックな感じで冒頭静かに始まり、
しばらくすると合唱によるホイットマンの詩を歌いはじめる。
途中、音楽だけの部分となり、軽快なテンポとなり、
合唱も加わり華やかな曲になっていく。
“Only a lot of boys and girls”のところで、
曲はいったん静かになり、そのあと一つ目の詩が終わる。
二つ目の詩は、静かに合唱中心に始まる。
”Sail,sail the best,ship of Democracy,”と歌われ、
曲は最後に向かい、力強いクライマックスを形づくっていく。
最後の学生たちの船出を歌うような部分は、
華やかでありながら、勝利感を思わせるような音楽で、
何か終わり方はショスタコヴィッチを感じさせたりもする。

新しい世界への旅立ちということでいうと、
私も中学生の頃の卒業文集の中でこんなことばを書いた記憶がある。
「神秘の海から生まれた少年たちは、永遠の楽園があるという
伝説に身をゆだねて、最後の航海に出かけた」
という感じだったかもしれないが、
中学生っぽくはないことばだったかなあ。
コメント
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